緊急事態宣言がついに発令された。
ただし、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県に出された。
うちはだいじょーぶだと言っていた大阪府は、いまごろになって「やっぱりうちも仲間に入れてほしい」と記者会見で知事が涙目で語っていた。
こんな奴に大阪府を預けていて大丈夫なのか?と思うが、スカスカのガースがいるからあまり目立たないだけのラッキー吉村なのだ。
菅義偉は、記者会見で緊急事態を宣言した最後に、「いま一度ご協力を賜りますことをお願いして私からの挨拶とさせていただきます」と言った。
いくら正月だとはいえ、それじゃまるで消防出初式の消防団団長のあいさつ原稿の結びだ。
例によって、あらかじめ記者の質問内容も決まっているのだろう、記者が質問する間中ずっと資料に目をやっているし、その資料を読むのもやっとの状況で、消防団団長にも劣る。
いつも立派なことで安倍や菅の対極にいるドイツのメルケルは、ロックダウンを1月末までに延長することを発表し、「かつてない規模の支援を行う。ドイツ政府はこの苦境の中に、誰一人として置き去りにしない」と宣言した。ドイツ政府は休業を強いられた企業に固定費の最大90%支給することを決めていて、ロックダウンと休業補償をセットで打ち出している。
もしメルケル首相がいなくなれば、ドイツのみならず地球規模のリスクになると思われるが、わが国では、首相の存在自体がリスクなのである。嗚呼