遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

官房機密費にたかるハエの正体を明らかにすれば野党に絶好のチャンス到来だ!

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共産党の機関紙赤旗の記事によると、安倍二次内閣時の官房機密費の支出は、一日当たり307万円だったという。1か月約1億円で、毎年11億円、政権を通して菅官房長官は86億円の領収書の不要な支出を繰り返した。

 

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これ、私腹を肥やしていても不思議ではない金の使い方で、いくら領収書が不要だとはいえ元はと言えば我々の税金が使われているのだから、野党はその使い道を徹底すべきだろう。

例によって、野党合同ヒアリングにて内閣官房を追及してもらいたいところだ。

上の図によると「政策推進費」は「政府協力者」に領収書なしで流れていて、課税の対象か否かも含めて野党は追及義務があるのではなかろうか。

2009年に民主党が政権を奪取した翌年、官房機密費を受け取っていたNHKの解説委員が自殺したという噂が流れた。

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この解説委員は私と同年で当時56歳、勤務中にNHKのトイレで倒れていたのだが、彼の司会する看板番組「日曜討論」の司会ぶりの偏りがひどかったと証言するNHKの職員の声もあった。

また、かつての官房長官だった野中広務は、著名な政治評論家に金を配っていたと、その使い道を明らかにしたことがあった。

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政治評論家といえば、最近では田崎スシローの顔が浮かぶが、ほかには三浦瑠璃や最近炎上したフジテレビの解説委員などの顔が浮かび、まあ貰っていても不思議ではない。

百田尚樹が、自分は関係ないが、機密費にたかっている連中のことを痛烈に批判していたことがあったが、あの逆上ぶりも本当の話がベースにあるのだろう。

金を配っていた野中広務は「持って行って断られたのは、田原総一朗さん1人」とも言っていて、受け取ったほかの評論家たちのことを評して「あんだけテレビで正義の先頭を切るようなことを言っている人が、こんなのを平気で受け取るのかなと思いましたね」とも語っている。

また、ネットで政府を持ち上げるコメント(その逆もあるだろう)に1行20円とかでアルバイト先を提供する動きも官房機密費がかかわっている可能性がありそうだ。1万コメントを依頼しても20万円で受注できるのだから1日300万円使っても平気な官房機密費の使途としては、費用対効果は大きい。

また、安倍や菅に近い政治家、たとえば河井夫婦に渡った選挙費用の1億5千万円も、ここから支出されていても全く不思議ではない。

官房機密費にたかるハエを明らかにし、甘い汁自体をなくす方向で、野党は追及の構えを取ってほしいところだ。今年は選挙だ。うやむやになる寸前だった「桜を見る会」問題だってあれだけ大きな社会問題になったのだから、野党にとっては絶好の機会が訪れたのではないだろうか。