遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

いろんな意味でヤバい菅首相の記者会見であった。

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緊急事態宣言の対象が11都府県に増えた。

遅きに失する宣言だった。いくらなんでも、年末には出されるべき宣言だった。

「遅すぎる」と思っている国民が大多数だ。上のグラフはNHKのものだが「遅すぎた」が75%。NHKの数値はもっとも保守的だと思うが、それでも75%が遅すぎたとしている。

おまけに、菅首相は、新型コロナウイルス対策本部会議で、今回追加になった緊急事態宣言対象地域の福岡県を静岡県と読み間違えたという。また、例によって記者会見では菅の頓珍漢ぶりのワンマン実演ショーだったようで、無能なことが浸透してしまった。

記者会見は早々に打ち切られたそうで、なるほどボロが出るからいつも会見から逃げたくなっているガースーだというわけだ。この「会見逃げたい度数」は、安倍晋三をさらに上回るという空前の数値をたたき出している。

そして、最もヤバかったのが国民皆保険を見直すことも考えられる」との発言だ。

国保が崩壊しそうだから、「国民の皆さん、民間の保険に入っていただいて自助の精神でお願いすることになりそうです」と言ったも同然。

「民間の保険」と聞いてよだれを垂らしている米国の保険会社を、竹中平蔵が連れてきてくれそうなんだけど、ガースーはそんなこと言ってしまってよかったのかな?いろんな意味でヤバい発言をしてしてしまったような記者会見であった。

 

news.yahoo.co.jp
■静岡?←福岡の言い間違い
13日夕の政府対策本部。NHKの中継が入るなか、首相は「大阪府京都府兵庫県、愛知県、岐阜県静岡県、栃木県の7府県について、特措法に基づく緊急事態宣言の対象といたします」と述べた。
国民皆保険、見直し?
 医療体制を強化するための法整備をめぐっては、首相は「国民皆保険、そして多くのみなさんがその診察を受けられる今の仕組みを続けていくなかで、コロナがあって、そうしたことも含めてもう一度検証していく必要があると思っている。必要であれば、そこは改正をするというのは当然のことだと思う」と述べた。発言の真意は不明だが、国民皆保険を見直す考えを示したとも受け取れる発言だった。