アメリカ各地で「郵便ポスト」が次々と姿を消しているようだ。
これは、トランプ大統領が、自分にとって不利となる恐れがある郵便投票をなんとかして阻止しようと講じた策の1つなんだそうで、アメリカ各地で街のあちこちに設置さえれていた「郵便ポスト」が忽然と姿を消したり、使用禁止の措置が取られるといった前代未聞の現象が起きているようだ。
さすがはアメリカ合衆国、スケール感がまるで違う。大統領が自分の立ち位置に不利を生じる要因となるのものは、住民のことなど全く意に介さず徹底的にわがままを実行するのだ。それが物であろうが人間であろうが徹底的に排除する。
どこかの小国の総理大臣が、大国の大統領の猿まねをしたいようだが、自分は森羅万象を担当する大統領だと勘違いしている莫迦だというだけの話である。直接選挙で選ばれた国のトップだと思っている莫迦なのだ。
で、トランプ大統領のスケール感はアメリカらしく他に類を見ないほど大きいのだが、バカの度合いのスケール感も過去に例も見ない前代未聞のスケール感だ。
秋の大統領選挙に不利が生じるから、郵便ポストを撤去するという発想はほとんどギャングだ。その恥も外聞もない発想にある意味感心する。
一方、トランプに異議を唱えるセレブたちも黙っていない。
テイラー・スウィフトは、「トランプによる計画的な郵政公社の解体は、ある1つのことを明らかに証明している。彼は、私たちが自分に大統領でいて欲しくないと思っていることを認識しているの。彼は権力にしがみつくために、図々しくもズルをして、何百万人ものアメリカ人の命を危機にさらしている」とツイート。トランプ大統領がこれまで行なってきた、分断的で弱い者に対する強硬策を辞さない政治に不満を抱き、11月の大統領選では必ず「落選させてみせる」と宣言している。
「落選させてみせる」というのが、なんとも素晴らしいし、絶対実現させてほしい。