まだまだ「桜を見る会」野党追及本部は、年末年始休みに入っていません。
きょうは数えて1回目のヒヤリングが国会内で行われました。
ジャパンライフの会長が詐欺商法の宣伝に使った桜を見る会への招待状のナンバリングのキーナンバー「60」番というのが「総理大臣枠」だという公文書が見つかったようです。
追及本部の原口一博のあいさつによると、首相枠で6000人くらい招待しているのではないかということのようで、これが本当なら大変な事案であります。
1945年8月15日にポツダム宣言を受諾して太平洋戦争は敗戦を迎えましたが、すでに8月14日の夜には陸軍省をはじめ軍部は戦争書類を償却し始めていたようです。駐留軍が入ってくるまでに、おおよその戦争文書が焼却されたようです。これは歴史的に認識されていますし、東京裁判の判決文でも糾弾されています。
《東京裁判の判決には次のような一節がみえる。
裁判所にとつては、日本の陸海軍、外務省、内閣、その他政府の政策樹立機関の重要な公式記録の原本の多くが存在しないという不利があった。ある場合には、写であるといわれるものが提出されたが、何かの価値のあることが分かるかもしれないから、そのために受理された。公式記録の存在しないのは、日本に対する空襲中に消失したことと、降伏後に陸海軍が故意にその記録を破棄したこととによるとされた。 〔中略〕
これらの書類がこのようにして破棄されたのではなく、この裁判所に提出されないように抑えられているということがわかつたならば、国際正義のためにとつて、著しい害が加えられたことになるであろう。》
「桜を見る会」の名簿などの資料請求を受けて、内閣府は慌ててその資料をシュレッダーで廃棄したようですが、戦後ただちに資料を焼却したのと全く同じ行動です。
この国の政府は70年以上経っても何も進化していない大バカ者です。
とりあえずは、「総理枠の60番」をキーにして、「ジャパンライフ」ルートから風穴を空けていきましょう。楽しみなことです。