日本のごみの焼却率(77%)が世界一だという昨日の記事の続きです。
徳島県の上勝町は、ごみ取集が行われていません。
住民は、ごみを集積センターに持ってきます。そのセンターが上の画像です。「?」マークの形状は、「WHY?(なぜ?)」を表しているそうです。
センターでは、各々がごみを分別して設置してあるかごなどに入れていきます。その分別数は実に45です。
その45種類に分けられたゴミはすべてリサイクルされますので、この町にゴミ焼却施設はありません。この町から、大量の二酸化炭素やダイオキシンが発生することはないでしょうし、環境にやさしい町であります。
分別されたゴミは、リサイクル資源として専門業者が引き取ってくれますが、そのコストはゴミを収集して焼却場を運営するコストより安くつきますし、紙やアルミなどは収入を得られる資源となります。
人口1400人の小さな町だから可能なことなのだとは思いますが、全国から視察に来る自治体があり、上勝町のようにごみを焼却しない自治体が5つあるそうです。
私はこの町のことを偶然Youtubeで知りましたが、住人たちのマニアックなゴミの分別は観ていて気持ちよくなります。
またこのセンターの隣にあるリサイクルショップやホテルは、下の画像のように、一旦廃材となった窓枠やガラスや陶器などが建築資材としてが再利用されていて、清潔感も有りモダンでオシャレな雰囲気です。
私の住む自治体は、「ハーッ????」とい言いたくなるいいかげんな分別方法でゴミを収集しています。これは抗議していくところがなくて、想像ですが、リベラルな政党の議員さんも「いやそれを言うと票が減りますから」と取り合わないような気がします。署名を求めてたまに家に来る某政党の関係者に、チャンスがあれば問題提起してみようと思います。
ところで、我が家は、牛乳パックやダンボールや新聞紙や食品トレイ、金属類などはリサイクルゴミとして分別していますし、生ゴミは「ダンボールコンポスト」で土に還して菜園やガーデニングに利用しています。
それでも、上勝町の住民にはまだまだ修行が足りないと言われそうな分別だと思います。
いまや、スーパーにショッピングバッグを持っていくことが定着しましたが、ゴミを減らすことにおいては日本はまだまだ発展途上国の一番下に位置しますので、「美しい国日本」「日本スゴイ!」には程遠いトホホな状況であります。
【段ボールコンポスト情報】