スウェーデンの少女グレタ・トゥンベリが、9月に怒りのスピーチをした例の国連気候行動サミット。
そのときに、日本政府が安倍晋三の演説を要望したところ、国連側から断られていたことが28日、分かった。
日本の、CO2の排出が顕著な石炭火力発電の推進方針が支障になったようで、主催したグテレス国連事務総長は開催に先立ち「美しい演説ではなく具体的な計画」を用意するよう求めていた。
確かに、日本が気候サミットで成果や効果の何かを示すことはできない。
自民党が掲げる憲法9条への自衛隊明記など改憲4項目について、同党の石破茂元幹事長は物申すところがあって審査会で発言を求めたのに対して、自民党の佐藤審査会長は指名しないまま審査会は終わった。
石破は机をたたいて抗議をしたようだが、自民党内の声さえ無視する憲法審査会に、国民は何を期待しろというのだろうか。
石破茂は、自民党の総裁選で、地方票は安倍を上回っていた。国会議員票のウェイトが高く設定されていたので、安倍が総裁に選ばれた。平場の党員は、石破支持に回った人が多かったのだよ、佐藤審査会長。
安倍に演説をさせない国連は素晴らしいが、石破に意見を言わさない憲法審査会に、自民党員はデモで強く抗議すべきだろう。