遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

美しいではなく「浅ましい」国づくり

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自民党の二階幹事長が、「余人をもって代えがたい」場合は、安倍晋三自民党総裁4選もありうることを示唆した。

NHK世論調査で、安倍内閣を支持すると答えた人のその理由のいちばんが「ほかより良さそう」らしい。

自民党の先の総裁選で、安倍の街頭演説会に動員された中年女性が、テレビの街頭インタビューで「安倍さん、かっこいいです!」と言っていたが、同じテレビでそれを見ていたうちの妻は、熱が出て寝込んでしまいそうだった。

「安倍さん、かっこいい」は、「ほかより安倍の方が良さそう」と対になる言葉かもしれない。

一方、NHK世論調査で、安倍内閣を支持しない人たちのいちばんの理由は「人柄が信頼できない」。うん、それ以外にない。

漢字が読めないとか、ものの食べ方が実に下品だとか、官僚や日本会議の操り人形だとか、議論ができない無能人間だとかという以前の問題で、「信用できない嘘つき」だということだ。

安倍は「人柄が信頼できない」という点においては「余人をもって代えがたい」人間である。彼のことをサイコパスだ批判する人を時々見かけるが、それは全くの見当違いだ。彼は、ただ無能なトップで、参謀たちに利用された東条英機や、ヒトラーにただただ忠実だったヒムラーのような凡庸な人間だと思う。

まあ一言で表現するなら「浅ましい人間」だろう。

安倍晋三自民党総裁を継続するなら、自民党の総裁選規約の改正が必要で、きっと賛成多数で「総裁の任期は最長4期まで」案が通ることだろう。

次は自分の番だと待っている岸田は、苦笑しながら辛抱強く待つのだろうか。はらわたが煮えくり返っている石破は、どういう行動に出るのだろうか。それはそれでなかなか見ものである。

一つ忘れていたが、安倍が自民党総裁を続ける限り、内閣総理大臣安倍晋三がその任に就くことになるわけで、日本はさらに浅ましい国になるということなのだ。安倍が辞めるまで、長生きしよう。