遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

日本のダメ政治の縮小コピー/大阪府政

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大阪府知事大阪市長が入れ替わって大阪都構想のための出直し選挙をするようだ。

これを「出直しクロス選」と称するようだが、とんでもない「迷惑千万選挙」である。

大阪都構想の是非は、2015年にすでに住民投票に諮った。都構想反対が過半数を占めた。

この住民投票には、時間も金も労力もかかって大阪市大阪府はそのことによってかなり疲弊した。

当事者である「大阪維新の会」も空中分解した。橋下徹が「やってられるか!」と府知事を辞職したのだから。

そのとき「維新」は、大阪府民と橋下徹に息の根を止められたも同然なのに、まだ公明党を恫喝しつつ大阪に生息している。

東京都知事選も、二階が小池を支持することでごたごたしているようで、とても面白いが、大阪の出直し選挙はうんざりする。

私は日本国の大阪府に住んでいるが、安倍総理と松井大阪府知事にもう辟易している。二重苦である、多重債務である。

加えて、大阪市民をはじめとする「維新」の首長のもとに住む市民は、三重苦なのである。

2025万博の後の大阪は、カジノ・シティ(賭場)になろうとしている。せっかく、アジアからのインバウンド(訪日旅行)によって活性化してきた大阪は、カジノによってふたたび廃れた街になるような気がしてならない。

大阪やその周辺の近畿地方には、伝統的な文化が息づいていて、楽しいところやおいしいところもたくさんあって、魅力的なことこの上ない。

なのに、なんで風紀を乱すストレスホルモンが蔓延するような賭場を建設するのだろう。

出直しクロス選とカジノ誘致は、無駄・無理・無責任の押し付け行政だと府民は思っているはず。日本のだめな政治を縮小コピーしているのが、大阪府政・市政ではないだろうか。東京都政も同じくである。