通常はお盆にしか墓参りをしないのですが、今年は四十九日とお盆と一周忌の三度墓参りをしたことになります。
墓石や周辺の掃除をしていたら、妻が後ろの墓の供花が新しいことを見つけたので、前に回ってみたらKさんの四十九日の真新しい卒塔婆が立てられていました。
認知症になられたとのうわさを聞いていて顔を見なくなって久しい80過ぎのKさんでしたが、我が家には葬儀の連絡がないままに亡くなっておられました。
Kさんは長男に先立たれていたので、残された奥さんと近い親族だけで密葬をされたのかもしれません。Kさんのお墓にも線香をあげて、妻とそんな話をしながら墓地を後にしました。
私はできる限り長生きをしたいと願っていますし、まだ健康をキープしているのですが、でもいつ死んでもいい年齢に達しました。それゆえ、日々を楽しんで余生を暮らしたいと願っています。
多くの週刊誌やワイドショーでは、「2018年の墓碑銘」と年末特集を組んでいます。今年も著名人をはじめ、多くの方々が亡くなりました。災害で命を落とされた方々もたくさんおられました。
厚生労働省の人口動態統計の年間推計によりますと、我が国の2018年の死亡数は戦後最多の136万9千人で、出生数から死亡数を引いた「自然減」は過去最多の44万8千人になるそうです。さみしい国になってしまいました。
謹んでご冥福を祈ります 合掌