遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

花祭り、桜、ウグイス、メジロ、ボケ

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先日、まだ桜が咲かない山里を歩いていたら、ウグイスの初音が聞こえて、そのウグイスが羽ばたいている姿をほんの数秒間目にすることができました。

ウグイスの啼く声は頻繁に耳にしますが、姿を見るのは生れてはじめてでした。

そういえば、カッコーやホトトギスも啼き声しか聞いたことはありません。次の課題です。死ぬまでに見てみたいものですが、その前に姿・形を学習しなければなりません。

今日は少し涼しい雨上がりの関西でしたが、おかげで桜は今を盛りと咲き誇っていてくれます。その満開の花の中に、メジロのつがいが盛んに蜜を吸っている姿に遭遇しました。その近くで大きなヒヨドリも蜜を吸っていました。

かわいいメジロが蜜を吸うのは、イメージとぴったりなのですが、ヒヨドリと桜の取り合わせはアンマッチだと思いました。残念ながらカメラは持っていませんでしたので、その姿はお見せできません。

それにしても、平和な春です。

少し前ですが、4月8日はお釈迦様の誕生日で花祭りでした。小学生時代花祭りの日には、母親に五合瓶を持たされ甘茶をもらうために山寺まで使いに出されたことを思い出しました。何かお供えも持って行ったのかもしれません。甘茶は甘くもおいしくもなく子供心にひどい味だったのですが、花祭りはのどかな春の思い出の一つです。

ということで、メジロヒヨドリの写真は撮れませんでしたが、実家からつぼみを切り取ってきて花瓶で咲き始めた我が家の「ボケ」の花の写真をアップしました。

ボケはバラ科の植物で、桜もこれまた同じバラ科の花です。

自生しているボケはもっと濃い色ですが、我が家のこれは淡いオレンジピンクの、見事な色でポンと咲いてくれました。自然界の美しい色は、いずれも見事であります。