遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

醍醐寺/京都散歩

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醍醐寺真言宗醍醐派の本山で、創建は864年(貞観16年)です。

金堂や五重塔をはじめ、数多くの国宝と重要文化財を配置された200万坪以上の広大な境内は、世界(文化)遺産、美術館、博物館、植物園を兼ね備えた寺院といえましょう。

上の画像は、国宝の「三宝院唐門」です。

真言宗の本山ということは、そうです、西国三十三か所の第十一番札所であります。御朱印帖を忘れて自宅に取りにもどった甲斐があり、観音堂にて御朱印もいただいてまいりました。

御朱印は本来、上醍醐まで登らねばならないのですが、札所の准胝堂が焼失してしまったので、いまは観音堂でいただけます。

三宝院をはじめ、建物の設えや、おびただしい数の仏像が見事であります。

襖絵をさらっと長谷川等伯が書いてたりしていて、その襖絵が重文でも何でもないところがこの寺院の懐の深さを感じます。

また、縁側から望む開放的で広大な日本庭園(三宝院)も素晴らしい佇まいです。
次に訪れた際には、広縁に座って庭園を前に長い時間をそこで過ごそうと思っています。

桜がつとに有名ですが、若葉の頃や紅葉の頃も素晴らしいに違いないと思います。

ということで、桜の花がない画像を下に並べてみました。真夏以外はおすすめですので、京都に来られた際にはちょっと足を延ばしていただきたいです。穴場だと思いますよ。

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