遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

コンビニ店員さんありがとう

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今日は節分です。

とあるコンビニ店員のアルバイトの女子高生は、恵方巻を50本売るノルマを課せられているようです。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170202/k10010862671000.html

風邪で休めば、代わりのバイトを手配しなかったと、罰金として給料を差し引かれたり、コンビニのバイト高校生は世に出る前にブラック企業に痛めつけられています。

これは、フランチャイズ店長も店全体のノルマを課せられていて、本部や本社の無茶なノルマ達成が厳しいことからくるバイト学生へのプレッシャーなのでしょう。

コンビニのフランチャイズシステムは、集金マシーンのシステムです。自腹を切ってでもノルマの売り上げを店長に差し出し、店長はその売り上げを本部に計上し、本部は計画通りに売り上げを達成するという、マルチ商法ねずみ講にもさも似たりという商法です。

これを、24時間エンドレスで繰り返しますから、本社の計画達成などお茶の子さいさいです。「奴隷制」のような、有無を言わさぬ収奪システムを築き上げた経営にすぎないのです。

節分の次は、バレンタインデー、ひな祭り、おでんキャンペーン、入学祝い、桜まつり、端午の節句、初ガツオ、夏のアイスと、季節はめぐり、延々とキャンペーンは続いていきます。これまたエンドレスです。

コンビニ本部のブラック企業体質は、エンドレスで続いていきます。

ですから、コンビニで買い物することがあれば、せめて店員さんにはやさしく対応してあげましょう。

店員が言うには、ブルーカラーのおじさんたち(現場で働く職人さんたちなど)は、「ありがとう」とか「すまないね」と愛想よく声をかけてくれて、対等に接してくれるそうです。ところが、概してホワイトカラーのスーツ姿の客層は、無言で不機嫌そうで威圧的なんだそうです。

「概して」ということわりが付きますが、彼らは職場や家庭で感謝されてないのでしょうか。それとも、残業時間が多くて思考停止になっているのでしょうか。
まあ、月100時間も残業すれば詮無いことかもしれませんね。

話は少しずれますが、バスを降りるときにバスの運転手さんに「ありがとう」と声をかける人は、女性や子どもやお父さん連がもっぱらですね。

私もお父さん連に属しているのですが、コンビニでもバスでも会釈するくらいの無言派ですから、いけませんね。

それでも、私はいい人に見えるのか、人畜無害に見えるのか、よく道を尋ねられます(笑)。その時は、お役に立てて嬉しい気持ちがします。

私のランチ仲間は、店を出るときに大きな声で「ごちそうさま」と発声しますが、ほんとにいいやつだと思う次第であります。

ということで、今日は、コンビニでノルマのある店員さんのために恵方巻を買って、その店員さんに「ありがとう」を言う日であります。