遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

白紙議事録と白紙領収書

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高額新薬、欧米は半値以下 がん治療の「オプジーボ

今日(6日)の参議院予算委員会共産党小池晃が、例によって歯切れよく怒っていたなあ。

まずは、新型がん治療薬「オプジーボ」の価格が、日本では欧米の倍もする(100ミリグラム73万円)ことを猛然と追及。薬価を決める委員会ではどんな論議になったのか議事録を見せろという追及に、塩崎厚労相は「議事録は存在しない(作っていない)」と答弁。想定患者数が470人と少ないことから薬価が高くなったと答弁したが、医療保険問題で頭を抱えているのに、薬価は世界一高い国ニッポン。今の自民党の圧倒的多数の議席を有する勢力なら、薬価基準の見直しや医療改革などお茶の子さいさいなのに、そうはならないのが残念。美しい国の未来づくりなど簡単なのに、木偶の棒集団としか言いようがない。

続いて、稲田朋美と菅官房長官高市早苗の白紙領収書問題。

白紙領収書「なんら問題ない」 稲田防衛相、追及に反論

パーティー会場で混乱するので、白紙領収書は普通に発行されていて問題はないと、稲田、菅、高市。小池の質問をかわした途端、安倍と菅と山本復興相などは何事かをささやいて馬鹿笑いをしているところをNHKのカメラにアップで抜かれている。ぼくちゃん閣僚の馬鹿丸出し笑いに、情けなくなってくる国民多数。

閣僚がお互いのパーティに出席して祝儀を持って行って白紙の領収書をもらって帰り、自分たちで金額を書き込んで政治資金報告のために使用するのが普通だと、いけしゃあしゃあと国会答弁でそう言うのだ。稲田も菅も高市もそう言うのだ。まさかとは思うが、中身のない祝儀袋と白紙領収書の交換会パーティだったりして。

白紙領収書は、日本中の政治家・議員のほとんどが悪用しているのだなきっと。野党は「自分たちも、たたけば埃が出る身体」なので…、なのかな。税金返せ!