参議院の安保法案特別委員会は、いま鴻池委員長が理事会室から出られないようで、委員会はまだ開催されていない。
委員長が理事会議室から出られないのは、野党がそれを阻止しているからである。今の時点で野党ができるのはそれくらいかな。野党の諸君は体力の続く限り頑張ってピケを張ってほしい。
この法案は違憲、世論の声は法制化反対で固まっている。これは動かしようのない事実だ。朝までがんばれ。
安倍政権が今回この法案を強行していく過程で、反立憲主義、反民主主義などと言われるが、学者の皆さんが感じていることは「反知性主義」ということだ。集団的自衛権の行使が憲法第9条の枠を越えているということは、ほとんどの法律家の専門家の意見だ。
安全保障の専門家などからは、安全保障環境の変化があり、それに沿って変わらなければならないという話をするが、権力というものは枠の中で行使できるものだ。
国会の議論を聞いていると、「審議で時間をつぶせば議決できるだろう」と見ているようにしか見えない。「審議が十分に尽くされたと思うか」という質問に対して国民の8割が「そう思わない」といっている。どうして、それで法案を強行するのか。
