毎週楽しみにしているTV番組「久米書店」。本が大好きで久米宏が大好きな私には、楽しいインタビュー番組なのだが、「壇蜜が出ているから楽しみなんでしょ」と、誤解を受けたことがある。壇蜜もこの番組がきっかけで好きになったけど、だからと言って彼女見たさの番組鑑賞ではないのだ。
この番組の肝は、久米宏のインタビューの面白さなのだ。「ぼくは知らないことだらけなのです」という立ち位置で、(実はかなりよく分かっているのに)インタビューしてくれるところが、本当に何も知らない私には痒い所に手が届くインタビューでありがたいし面白いし楽しいのである。
「久米書店」には60年代のポップス「The Book Of Love」(番組テーマソング)「子供じゃないの」「夢見るシャンソン人形」などが流れていて楽しくて、2度楽しめる。「The Book Of Love」は、知らなかったが、「子供じゃないの」は私が小学2年生の頃のヒットソングで、弘田三枝子が日本語で歌っていた。
今でも私は歌えるのだが、歌詞にある「先生はダメだと言うけれど、お出かけするときはね、真っ赤なハイヒール」というフレーズは、1961年の田舎の小学生にもドキドキさせる効果があったのである。校則違反と赤いハイヒールですぞ。
どれも名曲で当然に大ヒットし、私もすごくおませになった、弘田三枝子の黄金時代であった。
◆子供じゃないの(1961年)
◆ヴァケーション(1962年)
◆「砂に消えた涙(1964年)
◆「夢見るシャンソン人形(1965年)