遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

子供じゃないの・夢見るシャンソン人形/弘田三枝子

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毎週楽しみにしているTV番組「久米書店」。本が大好きで久米宏が大好きな私には、楽しいインタビュー番組なのだが、「壇蜜が出ているから楽しみなんでしょ」と、誤解を受けたことがある。壇蜜もこの番組がきっかけで好きになったけど、だからと言って彼女見たさの番組鑑賞ではないのだ。
この番組の肝は、久米宏のインタビューの面白さなのだ。「ぼくは知らないことだらけなのです」という立ち位置で、(実はかなりよく分かっているのに)インタビューしてくれるところが、本当に何も知らない私には痒い所に手が届くインタビューでありがたいし面白いし楽しいのである。

「久米書店」には60年代のポップス「The Book Of Love」(番組テーマソング)「子供じゃないの」「夢見るシャンソン人形」などが流れていて楽しくて、2度楽しめる。「The Book Of Love」は、知らなかったが、「子供じゃないの」は私が小学2年生の頃のヒットソングで、弘田三枝子が日本語で歌っていた。

今でも私は歌えるのだが、歌詞にある「先生はダメだと言うけれど、お出かけするときはね、真っ赤なハイヒール」というフレーズは、1961年の田舎の小学生にもドキドキさせる効果があったのである。校則違反と赤いハイヒールですぞ。
私小6の1965年の「夢見るシャンソン人形」も、日本語で弘田三枝子が歌っていた、私も歌っていた。

というわけで、60年代の弘田三枝子の和製ポップスを原曲とともに以下に挙げてみた(YouTubeより)。日本語ならほぼそらで歌える。
どれも名曲で当然に大ヒットし、私もすごくおませになった、弘田三枝子の黄金時代であった。

◆子供じゃないの(1961年)

◆ヴァケーション(1962年)

◆「砂に消えた涙(1964年) 

◆「夢見るシャンソン人形(1965年)