遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

Amazonで古本を初めて出品しました

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家人は最近あまり翻訳小説を読まなくなったので、Amazonマーケットプレイスにでも出品してみようと、手持ちの古本を20冊ほど出品しました。

以前は、私が読み→妻が読み→社内メールで職場の先輩に貸してあげていました。その先輩は、いつも私から借りる本は面白いと喜んでくれていました。
しかし今は、私が読み終わってそのまま本棚に並べられていくだけになりましたので断捨離(だんしゃり)も兼ねて、ヤフオクでもよかったのですが、ものは経験とはじめてAmazonに出品してみました。

Amazonが手数料を取っていくので利益はちっとも出ないのですが、「BookOffブックオフ)」に持ち込むケースと異なり、自分で値付けできますから、捨てるよりはましだろうと出品してみました。「利益は出ない」というのは、最初に勝買った本の代金は通常は取り戻せませんので、ゼロベースでの利益という意味です。

慣れない手つきで、20冊ほどをアマゾンに出品作業していたら、なんとその間に3冊も売れてしまいました。

1冊は、日本のノンフィクションの文庫本で、上下巻のうち上だけが売れました。私の値段設定がまずくて、「クリック・ポスト」という日本郵便での送料(164円)を払うと利益はマイナスになってしまいました。マイナス金利を批判しているくせに、マイナス利益設定という、お馬鹿なことをしてしまいました。

もう2冊は、イギリスの警察小説の文庫本上下巻をまとめて買っていただきました。こちらは、少し利益が出ました。
購入者は、送料込みで定価の半額以下で買われていて、私が読んだだけのきれいな本なので、ご満足いただけると思っています。

この翻訳本、購入者が男性で、送付先が同じ姓の別の住居地の女性でした。故郷のお母さまか、奥さまか、お子さんに贈られたのでしょうか、私はこの警官シリーズ本に思い入れがありましたし、きっと人様のお役に立てたのだろうと嬉しい気持ちになりました。

でも、私の蔵書で、Amazon日本郵政が潤って、購入者と出品者の私が搾取されているような気もします。

購入者の支払った金額の取り分は、私が30%で、Amazonが20%、日本郵政が20%です。ネット業者は効率よく儲かる仕組みになっていて、なんだか馬鹿らしいのですが、私はボランティアのつもりで自分や家族が楽しんだ本をお安く売っていくつもりであります。