遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

東京五輪エンブレム「白紙」に

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ようやく、佐野研二郎デザインの2020年東京五輪エンブレムが、使用禁止になった。

五輪やサントリーのトートバッグデザイン盗作疑惑以外にも、佐野研二郎デザインの東山動物園や太田市美術館のロゴなどが、オリジナル性を問われている。

極めつけは、2年前の銀座でのヤン・チヒョルトの展覧会ポスターなどの“T”の文字デザインと、今回の五輪エンブレムの修正前の最初のデザインが酷似している点。このチヒョルト展を佐野氏は見に行っているそうだから、何をか言わんや、である。画像は、その展覧会の図録で、表紙に“J”と“T”がスタイリッシュにデザインされている。この図録を佐野氏が持っていても不思議ではないのだ。

エンブレム展開用の資料画像(成田空港の画像など)も、米国人女性のブログからの無断転用だった。これは本人が認めているという。

また、エンブレムの選考委員長や委員に、佐野氏の関係者や仲間が入っており、さらに、経産省やJSCに佐野氏の兄弟がいると伝わっている。エンブレムの審査は、「初めに佐野氏ありき」だったといわれても仕方のない要素がある。

そんなさまざまな情報を総合的に鑑みると、やはり佐野氏デザインのエンブレムを、使用禁止にした措置は妥当だと思われる。
これは、世界に恥をかいた、第二の小保方スキャンダルであった。

ところで、オリンピック組織委員会の事務総長は、日銀総裁になり損ねたあの武藤敏郎。1日の記者会見では、真摯に記者たちの質問に答えていて、それはそれでいい感じであった。ただし、ふて腐れて記者の質問に答えない組織委員会会長の森喜朗に比べての話だけど。この単なるでかい天下り老人森喜朗、このたびの責任問題でやめるべきである。

ちなみに、私のプロフィール画像(エンブレム?)は、所有する額に書かれた縁起のいい文字「吉」を撮影したもので、「ほとんどオリジナル」である(笑)。