「東京オリンピックの招致の「顔」だった4人が、いずれも不本意な形で表舞台から去った。」(毎日新聞)
その表舞台から消えた4人衆が、以下の面々。
東京都知事だった猪瀬直樹→医療法人「徳洲会」グループから5000万円を受け取り辞職
日本オリンピック委員会(JOC)会長だった竹田恒和→招致を巡る不正疑惑で辞任
首相だった安倍晋三→持病により昨年8月に辞任
招致委員会評議会議長だった森喜朗(組織委員会会長)→女性蔑視発言で辞任
そもそも、安倍の招致演説での福島第1原発事故について、「アンダーコントロール」と訴えたのがウソだった。そのことで天罰が下った。
国立競技場は、改修して使用するはずが、招致が決まると真っ先に解体された。しかも、新競技場は初めの計画から設計変更された。
オリパラエンブレムのデザインが、パクリだったことが発覚し新しいデザインにすげ替えられた。
マラソンの東京コースが灼熱過ぎると、北海道のコースに変更となる。
そして、地球規模の新型コロナによるパンデミックにより開催延期となる。
「呪い」は継続中なのである。
当初の五輪予算は7000億円程度だったはずなのだが、いまや3兆円にまで膨らんでいる。
これが前たちの言う「お も て な し」か? この「ろ く で な し」!
これで中止になったら、放送料やチケット代は入って来ず、公費負担が天文学的数字になるのではないのだろうか。
森が会長を辞めた組織委員会が2015年3月から入居している事務所(虎ノ門ハイツなど)の賃料だけでも、月額にして約6000万円におよぶという。これに加えて組織委員会に出向している東京都の職員1000名などの人件費を想像するとめまいがしそうだ。税金返せ!五輪関連経費をきちんと説明するまで、今後税金は払わないぞ。
ということで、東京オリ・パラはいち早く中止を決めて、いまはコロナ対策を重点課題にすべきだろう。人命に優先されるものはないのだから。