遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

自民党内部から→「安保法案」に物申す!

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安保法案 自民内も異論 総務会「デモ重い」意見相次ぐ
    自民党総務会で一日、安全保障関連法案への反対を訴えた全国一斉デモについて、民意を重く受け止めるべきだという意見が相次いだ。
 丹羽雄哉元厚相が十二万人(主催者発表)が集まった国会周辺のデモを念頭に「これまでデモにあまり関心のなかった人まで参加し、『戦争に巻き込まれる』という声を上げていた」と指摘し、より丁寧な説明の必要性を強調した。村上誠一郎行政改革担当相も、デモは動員でなく自然発生的に大規模化したという見方を示し、「国民が自ら立ち上がりつつある。審議時間さえ積み重ねれば法案を成立させられるというなら、民主主義ではない」と述べた。
東京新聞 2015年9月2日)


自民広島県議が安保法案撤回求める 官邸に署名提出
 参院で審議中の安全保障関連法案をめぐり、自民党広島県議の小林秀矩(ひでのり)氏らが1日、首相官邸を訪れ、衛藤晟一首相補佐官に法案の撤回を求めた。
 小林県議らは衛藤補佐官に、安保法案に反対する市民約1万3千人分の署名を提出。「法案は憲法9条に抵触しており、許せない。首相や中谷(元)防衛相の参院での答弁も不適切、不的確なものが多く理解しがたい」などと訴えた。
(朝日デジタル 2015年9月2日)


社会党委員長だった土井たか子の名文句に、「山が動いた」というのがある。

上に紹介したニュース、巨大政党自民党の良心が動き始めたのか。それを待ち望んでいた我が身(決して自民党支持者ではないが)としては、大歓迎の内部の動向である。
まあまっとうな保守本流の政党の思想として、「仲良しグループ内閣」で勝手なことするな!、といったところだと思う。そう思っていて何もできなかった人たちが、国会前デモをはじめとした国民大運動を目にして、それを背景に「物申す」となったのではないだろうか。それでいいのだ!、上等だ。

自民党の総裁選は、無投票で終わるのかと思っていたら、花崎舞ならぬ野田聖子が「黙ってない」と、のろしを上げそうだとか。たとえ必要な数の推薦人が集まらなかったとしても、のろしを上げることに意味があるのだ聖子。稲田などが総裁になり宰相になったりしたら、世界の笑いものになる。そんなことを阻止するためにも、大きな動きなのだ。

ついに、自民党の山が動く日が来たのか…。がんばりなさい、清き自民党員。