遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

砂川判決を「ふらちな拡張解釈」する政権

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砂川事件弁護団 再び声明 合憲主張「国民惑わす強弁」
他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案について、政府が一九五九年の砂川事件最高裁判決を根拠に合憲と主張しているのに対し、判決時の弁護団の有志五人が十二日、東京都内で会見し、「裁判の争点は駐留米軍違憲かに尽きる。判決には集団的自衛権の行使に触れるところはまったくない」とする抗議声明を出した。五人はみな戦争を知る白髪の八十代。「戦争法制だ」「国民を惑わすだけの強弁にすぎない」と批判し、法案撤回を求めた。東京新聞 2015年6月13日)

このことを高村にささやいた悪魔はいったい誰なのだろう。それとも高村自身なのだろうか。あの3人の憲法学者の安保法案は違憲だとの表明以降、また砂川事件を持ち出してきて、集団的自衛権最高裁判例で認められていると言いだした。

砂川事件弁護団は記者会見で、「(判決について)高村氏らは実にアクロバチックでむちゃな読み方で、ふらちな拡張解釈をしている」とも評した。

憲法砂川事件判決も、捻じ曲げて解釈する高村は、弁護士の顔も持つが、「ふらちな拡張解釈」と言われても仕方がない。
法曹界の先輩たちに「むちゃ」だ「ふらちだ」と名指しされて、ぜひ反論していただきたいものだ。