遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

双眼鏡/ニコン

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画像上は私の所有する双眼鏡。最近、実家でほこりまみれになっていたのを発見して持ち帰ったもの。購入したのは40年近く前になるかと思う。
私の周辺の誰かが同じようなのを持っていて、私も欲しいと思って購入。価格はまったく記憶にないが、ニコンのしっかりした作りのものなのでそんなに安くなかったようにも思う。中央の円筒形のダイヤルでピントを合わせ、左の接眼レンズにあるまだらのダイヤルで左右の視力のアンバランスを調整する。

一旦手に入れると、頻繁に使うこともなかったように思う。甲子園球場や競馬場には必携、コンサートにオペラグラスの代わりに持って行ったこともある。フェスティバルホールの最後尾の席での、ピーター・ポール&マリーのコンサートでは、この双眼鏡は重宝した。ピーター・ヤーローのギタープレイまでもが手にとるように見ることができた。しかし、普通のコンサートや観劇などでは、オペラグラスほど使い勝手は良くない。
ドライブ旅行で助手席のナビゲーターが、遠くの標識を見たり景色を見たりするのには重宝した。

倍率は8倍、レンズ口径24㎜で、重さは400gと比較的コンパクトな機種。
画像下が同じようなスペックで売られている現在の双眼鏡。重さは300gで価格はAmazonで7500円程度である。

倍率は8~10倍もあれば必要十分で、レンズ口径は大きくなると価格と重さと大きさに跳ね返ってくる。ま、口径も30mm前後で充分だろう。

双眼鏡と同じころに一眼レフカメラも買ったので、カメラを持ち歩くために双眼鏡は留守番に回されて今日まで来た。
ところが、最近、散歩をしていると野鳥がとても気になるようになったので、バード・ウォッチングのために、この年代物の双眼鏡を持ち出そうかと考えている。ただし、まだ一度もこれで野鳥を見たことはない。
少し重いのだが、ハンド・ウェイトだと割り切って、真夏の早朝か夕暮れの散歩に連れ出そうかと考えている。

万歩計、玄関の鍵、ケータイ電話、これらに加えて双眼鏡、時にはデジタルカメラ。ジャラジャラと音の絶えないウォーキング、継続中である。