遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

婚約者がやって来た

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長女の婚約者が、今日やって来た。私たちの許可がなければ婚約者とは呼べないと思うのだが、とにかく娘にプロポーズした男がやって来た。

元高校茶道部の長女がお茶をたてたり、コーヒー&チーズケーキを食べたりで、3時間ほどの滞在時間はまたたく間に過ぎ、婚約者は帰っていった。おだやかで出来のよい男だった。

「ここまでご覧のように長女を育てました。あとはあなたに託しますので、よろしくお願いします」ということで手打ちとなった。

女房も娘も、私が何を言い出すか、何かをやらかすのではないかと、ひやひやしていたようだが平和裏に時間が過ぎ、ほっとしたようであった。
私も同様ほっとした。長い一日だった。というか、年末から年始にかけて今日の日のことが心を何度もよぎり、心中穏やかではなかった。これで一件落着。

これにて、失業中の長女は、晴れて花嫁修業中にステージが上がった。

静かな日々が戻った。 目出度さも中くらいなりおらが春。