遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ブレイブ ワン/ニール・ジョーダン

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ブレイブ ワン
The Brave One
監督
ニール・ジョーダン
出演者
ジョディ・フォスター
ナヴィーン・アンドリュース
テレンス・ハワード


少し落ち込んでいて、水面下1mくらいの落ち込み具合で、

一晩の睡眠で浮上できる程度のものだったが、

ジョディ・フォスターの映画をCATVで観て、浮上速度を速めることに成功。


婚約者(ナヴィーン・アンドリュース)と犬の散歩中に、

暴漢に襲われるDJを生業とする主人公エリカ(ジョディ・フォスター)。

婚約者は死亡し、ジョディは瀕死の重傷を負う。

一命はとりとめたものの、悪夢のような襲撃から立ち直れないエリカは、

オートマチックの銃を手に入れる。


アメリカでは金さえあれば銃が手に入ることが問題なのだが、

1000ドルで高性能な銃を不法な手段で受け取り、持ち歩いていると、

主人公はその銃を使用する機会に、何度も遭遇するのである。


エリカは、正義のために銃を使用し、偶然出会ったアウトローを葬ってしまう。

そして、それはエスカレートして行き、偶然の出会いではなく、

自分の方から、世の狼藉者を始末しに出かけていくようになる。


そんななかエリカは、一連の事件を担当している刑事(テレンス・ハワード)と、

取材を通じて知り合う。

刑事は、暴漢に襲撃を受けて日も浅いのに、エリカの立ち直りの速さに、違和感を覚える。

エリカの体内には、復讐のアドレナリンが駆け巡っていることを、

まだ刑事は気付いていないのだった。



FBI捜査官(新米だったが)を演じていたので、銃とセットになってもそんなに違和感はない。

自分の深い心の傷を癒すためのガンマンプレイは、

もっと粘っこくやってほしいとも思うが、あっさりとスマートでカッコいい。


最後のシーンでの、刑事との「心の交流」に異論を唱える向きもあろうが、

ま、そこはエンターテイメントということで、私は肯定派、全然問題ない。

DJ役のジョディのさわやか英語も耳に心地よく、

水面下1mくらいの落ち込み男なら、とてもスッキリする作品であった。