遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

初節句なのですが

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初孫は女児だったので、この3月で初節句を迎えた長女一家。

普通、お雛様は母方の親元が贈るようです。ということは私たちがお雛様を用意する必要があります。

しかし娘一家は海外暮しなので、軽くて壊れないミニミニサイズの木製の一刀彫のお雛様を、国際郵便で送ってやりました。

一家が帰国して落ち着いたらきちんとしたものを買うつもりですが、場所をとらない簡単に飾れる内裏雛(だいりびな)だけのものが良いと考えています。

上の画像の内裏雛は、奈良の一刀彫のお雛様で、9万円位の値がついています。こんなのとか、木目込のお雛様が好いと私は思っています。


男雛と女雛の向き(人形店のHPより)
古来は左(向かって右側)が上座だったため、雛人形もそれに準じて男雛が向かって右、女雛が向かって左に飾られました。
ところが、大正天皇即位の礼の際に、西洋式の立ち方を取り入れて天皇陛下が向かって左、皇后陛下が向かって右、というようにそれまでとは逆の立ち方をされました。
この立ち方が雛人形の飾り方にも取り入れられて、現在よく見るような並び方になったとされています。
ただし、京都では現在でも古来どおり、向かって右側に男雛を立たせることが多いようです。
このような歴史的変遷や地域による違いなどもあり、どちら側に立たせても間違いではありません。