遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

二流小説家・胃カメラ・弁天娘女男白浪

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二流小説家
「二流小説家」が映画化されると知り、それが邦画と知りびっくりした。
原作のデイヴィッド・ゴードンの小説は私も読んでいたので、ブログを見返すために「読書/ミステリー」の書庫を探http://blogs.yahoo.co.jp/tosboe51/65414108.html
こういう空気感、邦画では無理なんだけど、ストーリーだけ拝借なんだろうな。
 
 
胃カメラ
昨年末に、全身麻酔前立腺手術(これは痛くなかった)をする前に、内視鏡検査で痛い思いをした。
まず注射器のようなもので、ジェル状の麻酔薬を尿道から注入。しばらくして、内視鏡尿道に入れられて、膀胱周辺を検査。その激痛に比べれば、胃カメラなんて軽い軽い。
ということで、「勢い」で社内の定期検診での胃の検査を、バリウムから胃カメラの検査に変更。
「おえーっ」と4回ほどなったが、頑張りました。尿道経由の内視鏡検査に比べたら、軽い軽い。胃も食道も異常なし。もっと早い時期から胃カメラにしておけばよかったと反省。
 
 
「弁天娘女男白浪(べんてんむすめ めおの しらなみ)」
新歌舞伎座こけら落としの演目が、NHKのEテレで放送され録画していたのに、その画像が見当たらずショック。
どうやら、録画をし忘れたような気配があり、やはり認知症が始まった気がする(涙)。
しょうがないから、こけら落としの演目にもあった菊五郎の「弁天娘女男白浪」をYouTubeで楽しむ。
菊五郎曰く、素性がばれそうになって衣装を説いて半裸になるシーンは、窮屈な衣装から解放されて、ほんとに気持ちいいんだそうな。しかし、例の名セリフのシーンは、自分だけが気持ちよくなってもしょうがないから、抑え目に演じるんだそうな。さすが人間国宝
素性がばれるのが25分経過時、世にも有名な台詞は、経過時間29分くらいから始まります。
 
知らざあ言って聞かせやしょう
浜の真砂と五右衛門が歌に残した盗人の
種は尽きねえ七里ヶ浜、その白浪の夜働き
以前を言やあ江ノ島で、年季勤めの稚児が淵
百味講で散らす蒔き銭をあてに小皿の一文字
百が二百と賽銭のくすね銭せえ段々に
悪事はのぼる上の宮
岩本院で講中の、枕捜しも度重なり
お手長講と札付きに、とうとう島を追い出され
それから若衆の美人局
ここやかしこの寺島で、小耳に聞いた爺さんの
似ぬ声色でこゆすりたかり
名せえゆかりの弁天小僧菊之助たぁ俺がことだぁ!