そもそもチェリストをどれくらい知っているかと言えば、ほとんど知らない。
バッハのこの無伴奏チェロは、第1番の冒頭が泣く子も黙るほど有名なフレーズで、私はその部分しか知らなかった。
このアルバムは、2枚組の6曲全編が整然と並べられていて、フルニエの演奏は楽譜に忠実であろうと感じさせられる静謐さがあふれんばかりで、バッハの息遣いを丹念にいまに伝えてくれる。
このアルバムは、2枚組の6曲全編が整然と並べられていて、フルニエの演奏は楽譜に忠実であろうと感じさせられる静謐さがあふれんばかりで、バッハの息遣いを丹念にいまに伝えてくれる。
この演奏を聴き込んでから、カザルスの演奏を聴くと、個性が強すぎてちょっと違うな~と思ってしまう。
もう、私はフルニエの演奏が刷り込まれてしまったようである。
もう、私はフルニエの演奏が刷り込まれてしまったようである。
「名曲名盤300 ベストディスクはこれだ!(音楽之友社)」でこの曲の名盤を見てみると、僅差で①パブロ・カザルス (1936~39年録音) ②アンナー・ビルスマ (1992年録音)、そして③フルニエのこのアルバム(1960年録音)という順序になっていて少し驚いた。
この3人演奏家の、録音年代が全く違うこの3つのアルバムが、バッハの無伴奏の定番なのだそうである。
この3人演奏家の、録音年代が全く違うこの3つのアルバムが、バッハの無伴奏の定番なのだそうである。