遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

世界遺産:七人の侍/黒澤明

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アクターズ・スタジオ・インタビュー」で、

ジェームズ・リプトン(世にも美しい話し方をする司会者)が、

スティーブン・スピルバーグに「新作撮影前に必ず観るのは?」の答え、

七人の侍

アラビアのロレンス」「素晴らしき哉、人生!」「捜索者」。


 IMDb(The Intenet Movie Databaseの略称。映画に関するほぼ最強のデータベース。)

のBEST250。本日2005年6月21日のランキング。 http://www.imdb.com/chart/top 

Rank  Rating  Title
 1.  9.0   The Godfather (1972)
 2.  9.0   The Shawshank Redemption (1994) 1
 3.  8.9   The Lord of the Rings: The Return of the King (2003)
 4.  8.9   The Godfather: Part II (1974)
 5.  8.8   Shichinin no samurai (1954)
 
 
私が物心ついた頃の三船敏郎は、すでに黒澤明と決別していて、

「男は黙って…」って感じの、硬派の怖いおじさんであった。

どんな役をやっても、そのイメージは変わらなかった。

「世界のミフネ」ってこういうこと?と、どうにも解せなかった。


それから歳月が流れ、TVで「「七人の侍」を観た。

さらに、

羅生門

椿三十郎」「用心棒」

「赤ひげ」等々、

「クロサワ」と「ミフネ」は、

世界遺産である。



因みに「椿」や「赤ひげ」の加山雄三は「若大将」ではない。



登場人物の人気ランキング(http://vote3.ziyu.net/html/samurai7.html)で、

ダントツの一番が、宮口精二が演じた「久蔵」である。

ダンディズムのサンプルがここにある。


このDVDは、画像や音声は鮮明になり、日本語字幕まで付いた。



Amazon.co.jpのカスタタマーレビューより
☆NHK大河ドラマ「武蔵」が「七人の侍」の盗作ではないかと争われた裁判がありましたが、「盗作」と認めなかった東京地裁判決理由が傑作でした。「『七人の侍』に見られる高邁な人間的テーマや豊かな表現による高い芸術的要素が『武蔵』からはうかがえない」。完璧な批評になってます。
★日本にはこんなおもしろい映画があるんだ!!今はおすすめ映画ない?って言われるとぜったい最初に「七人の侍」をすすめます。この映画をこえる作品はぜったいにないでしょう♪
井上ひさし氏曰く、「小説の何たるかを知りたければドストエフスキーの『罪と罰』を読み、映画の何たるかを知りたければ黒澤監督の『七人の侍』を見ればいい」
★そのアクションの圧倒的な迫力! 世界のどんな他の映画にも追従を許さない傑作です。日本にこんな作品があるのかと思うと誇りに思います。
☆私にはこれが今までのNo1。 30才すぎてもう、シビれる、カッコイイなんて心底思えるこんな映画はもうたぶんないでしょう。
★見ましょう。ほんとに、みようぜ。
☆すごいすごいってみんな黒澤明って名前だけでそう思っちゃってんじゃないの~、と半信半疑だったのですが、とんでもありません。こいつは確かに傑作でした。