遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

大阪地検の検事正の性的暴行に喝!自衛官、民間の社員、元維新代議士もそれに続く腐臭が漂う、ニッポン...

XのTLに以下のようなポストが現れました。

佐々木 中@AtaruSasaki
自衛官が少女に性的暴行、リクルート社員が眠剤を使い強姦、野村證券社員が強殺未遂、ユニクロの店長が試着室で盗撮。
日本スゴイ

ユニクロの店長が盗撮していた事件以外は初耳だったので、検索してみました。


どれも実際にあったもののようで、きちんとした職業人のはずが何という下司でふしだらな事件を起こしているんでしょう。

「魚は頭から腐る」(社会の腐敗が上層部や上流社会から進行することをたとえる西洋のことわざ)と言いますから、政治家や官僚が不真面目で不埒で横柄な国では仕方のないことなんでしょうか。

 

冒頭のXとは別ですが、9月には維新の元衆院議員・椎木保が歌舞伎町のカラオケ店で女子中学生に不同意性交容疑で逮捕されています。

この椎木保は維新の国会議員の目は教職に就いていたそうですから、身震いするようなおぞましい事件です。余罪があるような気もしてきますが、ことほど左様に不埒な輩が維新に流れ着くということなのでしょうか。

さて、ここからが本題ですが...

大阪地検のトップ(検事正)だった北川健太郎が部下に性的暴行をしていた事件の初公判で、起訴内容認めるというあってはならない事件が、意図的なのか衆議院選挙の大きなニュースの裏でひっそりと報道されていました。

検察は公判の冒頭陳述で「事件当日、被告は検事正の就任祝いに参加していて、泥酔した被害者をタクシーに押し込んで宿舎に連れていき、帰らせてほしいと訴える被害者に性的暴行を加えた。やめるよう伝えたのに、『これでお前も俺の女だ』と言って犯行を繰り返した」と主張しました。

この事件当時の状況は、伊藤詩織さんと山口敬之の事件を彷彿とさせますが、それはともかくも、元大阪地検のトップの公判を、その大阪地検が立件してこの酷い陳述をしなければならないという、「どんな裁判や!」と嘆きたくもなります。

公判の後に、涙ながらに記者会見(これは慟哭)をする被害女性(今も現役の検事)の声を聞いて怒りを覚えますが、被告のような人間がトップに据えられた組織がまともに機能するはずがないのですが、それが天下の検察なのですから脱力してしまいます。

権力を得たら、何をしても許されるのだと勘違いする、そういうアホな総理大臣が何人もいましたが、検事正のこの犯罪を見るにつけ、「魚は頭から腐る」のですなあ。

www.youtube.com

www.jiji.com

また、被害女性は同僚の女性副検事がこの事件の内定捜査中に北川被告側に捜査情報を漏らしていたなどとして、これまた大阪高等検察庁刑事告訴したことも明らかにしています。

大阪地検 元検事正の性的暴行事件 被害者が同僚の副検事を告訴 | NHK | 事件

 

トップから辱めを受け、同僚の女性から裏切られ、地獄のような大阪地検でしたが、そう言った艱難辛苦を耐え、国やお上や上司に揉み手をし続けたお方だけが、組織のトップに上れるのでしょうか。

検察トップにして初の女性検事総長畝本直美殿に、そのことをお尋ねしたいです心境です。あなたもそうでしたか?なるほどなるほど...そうでしたか。

初の女性検事総長畝本直美