遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

義母と叔母を送る 大文字と左大文字の送り火

お盆に迎えた先祖の霊を送る京都の伝統行事「五山送り火」が16日、京都市内の各山で営まれ、古都の夜空に浮かび上がった文字や形を前に、市民らが故人をしのんだ。(京都新聞

 

今年に入って相次いで義母(妻の母)と叔母(父方の叔父の配偶者)を亡くしました。

二人はほぼ同年で、ともに京都に生まれ京都で育ちました。

義母は、大文字左大文字が見える地域で暮らしていましたが、今年はその送り火に送られました。

叔母は、60年以上前、叔父とはじめて所帯を持ったところが金閣寺の近くで、そこは左大文字の山の麓でした。

叔母たちは、何度か田舎の少年だった私を8月16日に自宅に招待してくれました。私はそこではじめて左大文字と、遠くの大文字送り火を見ました。

当時、たしか8月16日は金閣寺が無料で拝観できたと記憶していて、金閣寺も何度か訪れたことも記憶しています。

 

私に近い身内は、義母と叔母が最後でしたので、ずいぶんさみしくなりました。

きょう、妻は義母のいなくなった実家に帰って、その近くに住む兄夫婦と大文字と左大文字の送り火で、故人をしのびました。 合 掌