今年に入って相次いで義母(妻の母)と叔母(父方の叔父の配偶者)を亡くしました。
二人はほぼ同年で、ともに京都に生まれ京都で育ちました。
義母は、大文字と左大文字が見える地域で暮らしていましたが、今年はその送り火に送られました。
叔母は、60年以上前、叔父とはじめて所帯を持ったところが金閣寺の近くで、そこは左大文字の山の麓でした。
叔母たちは、何度か田舎の少年だった私を8月16日に自宅に招待してくれました。私はそこではじめて左大文字と、遠くの大文字の送り火を見ました。
当時、たしか8月16日は金閣寺が無料で拝観できたと記憶していて、金閣寺も何度か訪れたことも記憶しています。
私に近い身内は、義母と叔母が最後でしたので、ずいぶんさみしくなりました。
きょう、妻は義母のいなくなった実家に帰って、その近くに住む兄夫婦と大文字と左大文字の送り火で、故人をしのびました。 合 掌