昨夜、スマホを見ていた妻が四国で大きな地震があったようだというので確認して見たら、たしかに強くて大きい地震が発生していました。
上の画像はXにどなたかが貼り付けてくださったもので、青いマーカーの中が伊方原発の所在地です。
私は相当な原発アレルギー体質なんですが、稼働中の原発が震源地の近くにあれば、「事故は起きてないか?」と心配するのが一般的だとも思う次第です。
それは、遠くからですが、東日本大震災での福島原発による未曽有の被害を見ている身としては、当然の反射神経だと思うのですがいかがでしょう。
昨夜の地震での大きな被害はいまのところ伝わってきませんが、今後必ず起きると言われる南海トラフ地震の震源地候補内の地震でしたから、未来への最も危険な要素である原発の稼働は今すぐ停止して廃炉にするべきだと思います。
ちなみに伊方原発第1号機は、いまから50年前の1973年に着工され、1977年に稼働が始まった古い原発です。
その後、第2号機が1982年に運転が開始され、現在、1号機と2号機は運転が終了し廃炉措置が取られています。
もっとも新しい1994年から運転され始めた第3号機は、2011年の3.11以後一旦稼働が差し止められましたが、2018年から再稼働→2020年不認可停止→2022年1月から再び稼働中という紆余曲折を繰り返しているようです。
「なぜ日本は原発を止められないのか?」の著者である青木美希氏のXによりますと
愛媛県と四国電力の記者会見のやり取りが書かれています。
◆青木美希 新刊『なぜ日本は原発を止められないのか?』5刷/『地図から消される街』8刷@aokiaoki1111
県)伊方原発3号機の湿分分離加熱器の第2段ドレンタンクの水位制御弁の制御が不調で出力が約2%低下した
Q)湿分分離加熱器の異常は、地震によるものか。
四国電力)今はそう考えていますけど、実際、何が原因だったのかは、これからの調査になると思います
地震で異常が。
要するに異常が認められたという記者会見ですので、何だか不安です。
15年ほど前でしたか、佐田岬の先端にある佐賀関からフェリーで大分に渡ったことがあるのですが、佐田岬を西に走っていると風力発電のための施設のプロペラを多く目にしました。
あの時、伊方原発は意識していませんでしたが、伊方は原発でなく風力発電で十分なのではないでしょうか。
ということで、能登半島の志賀原発も、地震発生時すぐに異常が認められましたので、伊方と志賀は今すぐ停止して点検に入ったほうがいいと思います。