遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

クズ政治家二人(長谷川岳&吉村知事)の謝罪を伴わない謝罪会見

謝罪会見その1
数か月くらい前に吉幾三が自らのYoutubeチャンネルで立腹しているのをおすすめ動画で偶然見たのですが、北海道への飛行機のファーストクラスで出くわした北海道選出の国会議員の偉そうな態度が許せなかったと立腹していました。

代議士の名前は伏せていたしどんな振る舞いだったかは具体的に示しませんでしたが、「もし次その代議士に出会って同じ態度だったら、自分は注意するよ!」と吉幾三は腹に据えかねた様子でした。

その後、吉幾三に元客室乗務員(CA)だという方から手紙が来て、「その代議士は長谷川岳議員ではありませんか?」「その代議士は社内やCA出も要注意人物です」といった内容で、吉幾三は手紙を紹介したそのYoutube動画で代議士の名前を公表しました(この動画も私は観ました)。

それをきっかけにSNS長谷川岳の名がトレンドになり、小粒の泡沫議員なのに裏金問題の議員並みに炎上してしまいました。

こういう、小粒のくせに傲慢で横柄な議員は大体が維新の議員か安倍派の代議士と相場が決まっているのですが、長谷川も安倍派のどうでもいい議員の一人なのでした。

長谷川が傲慢なのはCAにだけではないようで、北海道庁や札幌市役所でも彼の一挙手一投足にピリピリと緊張していることもわかってきました。長谷川岳のイニシャルから取った「HG案件」は、腫れ物に触るような案件だったようです。

道庁の職員は、延べで年60回以上も東京に出張して頻繁に「長谷川詣で」をしていたり、北海道関連の国の予算が決まると道庁の部長級が長谷川宛にお礼メールを発信するなど、彼の気持ちを損ねないことに腐心していた事実が報道されました。

少しずつ明らかになってきた長谷川の傲慢さからさすがにメディアも動き始めたからか、長谷川は謝罪会見をしましたが、彼の額からは滂沱の汗が滴り落ちていて、まだ寒い時なのに大変なことやねえと同情ではなく「ざまあ見ろ」的な感情がわいてきました。

ただ、謝罪会見というよりは「言い訳会見」に近いものだったので、だれ一人彼を許す人はいなかったのではないかと思います。あれでは、次の選挙ではダメでしょうね。

 

謝罪会見その2
もう一つの謝罪が、吉村大阪府知事の玉川徹への謝罪です。

吉村は、さきに「万博を批判したかどで、玉川徹は万博には出禁だ」とした発言を撤回し謝罪しました。

公人が名指しでテレビ番組やコメンテーターに「権限」を振るったのは権力者にあるまじき態度で、到底許されるべき行動ではありません。そういうクズ人間に権力を持たせるべきではないという、格好の事例になりました。

吉村は、「そもそも出禁をする権限は自分にない」と謝罪会見でも念を押していましたが、国会での立憲民主党議員の質問で「吉村知事は、特定個人を万博に出禁にする権限を持っている」と認定されていますから、謝罪をする口でウソを吐くという公人にしてはならないとんでもない人物なのです。

この件で紀藤弁護士は、「玉川氏だけでなくモーニングショー(番組)にも謝罪すべきだ」と鋭い批判をしました。

思うに「何度もウソをついたり言ってはならないことを吐いて、大阪府知事としての品格を貶めてしまい申し訳ありません」と、自分に投票してくれた有権者をはじめ大阪府民にも謝罪するべきです。

ということで、クズな政治家二人の謝罪を伴わない謝罪会見のバカバカしい一席でございました、おあとがよろしいようで...。