遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

泉房穂の正論「政党交付金だけで政治活動をせよ、選挙に金はかからない」

今朝の羽鳥モーニングショー、長嶋一茂がハワイにでも行ったのか休みだったそうで、代わりに泉房穂が出演したとか。それは良い人選です。

番組は、自民党の裏金捜査のことがメインテーマで、泉は「徹底的に捜査をしてほしい」としたのに答えて田崎史郎が「数十万円(のキックバック)でも摘発したら安倍派の議員はすべて関わってしまうでしょうね。そうしたら90人ぐらい、いなくなったら大変ですから」と指摘したそうです。 

この発言に泉房穂は「いや、大変でもないですよ。全員いなくなったって誰も困らないですよ」「逆にきれいに一掃してもらって新たな方が立候補されて、新しい政治が始まった方が新しい日本の夜明けが始まると思います」などと指摘し、検察が徹底的に捜査することを期待したのだそうです。

たぶんお茶の間の多くの視聴者は「泉さん、よく言った」と拍手をしていたと思います。

地上波のTV番組で、しかも朝のワイドショーで多くの視聴者が見る「モーニングショー」で泉砲がさく裂したのは喜ばしいことだと思います。

しかし本人は、あたり前のことを言っただけで、ほんのジャブ程度の発言だったとXでポストされていました。

泉房穂ポピュリズム的だと称した人がいましたが、それは言葉の選択を間違えていると思います。

確かに彼はエキセントリックなところがありますし、激しい感情をあらわにするところもありますが、明石市でやって来たことは評価できるし、99人の安倍派の国会議員より重い仕事を成しとげてきたと評価できます。

自民党の女性局(松川るいも安倍派)がパリに少子化のための視察をしに行って、バカげた写真で炎上していましたが、泉房穂はあの時「パリなんか行かずに明石に来れば、いままでの取り組みを説明してあげるのに。エッフェル塔もフランス料理もないけど、明石城はあるし「明石焼き」もあります。」みたいなことをポストをしていました。

また、泉は「政党交付金だけで政治ができる。選挙に金がかかるというのは間違いで、金をかけなければ当選しない政治家の戯言だ。言葉の力で選挙をするべきだ」みたいなことも言っています。

こういった一連の発言や国民にやさしい政治実績が人気取りのポピュリズムと言うなら、「ポピュリズム上等」じゃないかという気になります。

また彼は、専制的な政治家ではなく市民の声を聴く耳を持っていると思いますので、バカっぷりを発揮している政権与党の政治家とは一線を画していると思います。

同じ泉姓でも、健太と房穂ではかなり違っていて、こっそり立憲民主党の代表が入れ替わってくれないかなあと思うきょうこの頃であります。