「文春砲」がまた炸裂しました。
神田憲次財務副大臣が税金滞納していたという報道です。
きょうの衆院財政金融委員会で、立憲民主党の勝部議員の質問に、神田副大臣は固定資産税を過去4回にわたって滞納していたと国会で認めました。
この神田という男、国会議員で財務副大臣であると同時に税理士事務所を経営する税理士でもあります。
固定資産税を滞納し、「いいかげん納税してください」という督促状(内容証明郵便)を無視し、自社ビル事務所を4回差し押さえられたそうで(名古屋市内、上の画像の右端のスリムなビル)、詳細についてはこれから精査するとの答弁でした。何を今さら精査するのか、私にはさっぱり分かりません。
直近の滞納は2022年で、2023年1月に督促状を受け取ったにもかかわらず差し押さえを受けたそうで、税金を支払う気がなかったようです。
このような人物が、国会議員であってはいけないのではないでしょうか。
しかも神田は、税理士法で定められた年間の36時間の研修を受講していない、研修免除の申請もしていないという、税理士法にも違反しています。
税金を支払わないし、税理士資格維持に必要な義務にも従わないのなら、税理士資格もはく奪すべきではないでしょうか。
神田副大臣は財務副大臣の辞任はもとより、国会議員も辞するべき不祥事だと言わざるをえません。「固定資産税を踏み倒そうとしていた」以外に目的が見えないのですが、そんなことが一般社会で通じるのでしょうか、いかがでしょう。
繰り返しますが、国会議員・財務副大臣・税理士が納税義務違反をするって空前絶後の不祥事ではないでしょうか。
しかも、統一協会との関係が取りざたされていますので、救いようがない議員です。
岸田内閣は、
10月26日 山田太郎文科政務官が辞任
10月31日 柿沢法務副大臣が辞任
11月8~9日 神田憲次財務副大臣、税金滞納報道、財政金融委員会で事実確認済み
と不祥事による辞任が続きます。
内閣支持率が下がり続けるどころか、岸田降ろしが始まる段階に達したようです。
税金滞納が報じられた神田憲次・財務副大臣は2018年に統一教会の青年イベント(幕張メッセ&愛知県武道館)で来賓出席し挨拶… https://t.co/MckyGdaztF pic.twitter.com/XDtqO0lHOX
— 鈴木エイト ジャーナリスト/作家『「山上徹也」とは何者だったのか』(講談社+α新書) (@cult_and_fraud) 2023年11月8日