遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

おごった政治家が謙虚になるきっかけが政権交代だ

f:id:toship-asobi:20210703012042j:plain

総選挙の開票開始後間もなく、自民党大敗の趨勢が判明、当選者もまばらなボードをバックに質問を受ける同党の麻生太郎総裁=2009年8月31日

森友問題で自死した赤木さんが、文書改ざんの指示命令などの事実について克明に記録して残した「赤木ファイル」のことを記者団に質問されると、イラついて記者に食って掛かる横柄な態度の麻生財務相。安倍が総理を辞めてなおいまだに財務大臣の席に座っている。

mainichi.jp

現在80歳の麻生太郎は2012年からずっと財務大臣を続けている。

無知無恥無能だからこそ、9年間も財務大臣としておれるわけで、普通なら森友問題にかかる財務省の文書改ざんが明らかになった時点で辞任しているはず。

同じく無知無恥無能の菅義偉の年齢が現在72歳。麻生太郎はその72歳から8年財務相の席に座っているのだから、とんでもないことだと理解できよう。

菅義偉72歳がいまから8年間も財務大臣をするとなれば、大変な問題だと容易に想像できるのだが、麻生はそれを現実にやってしまったのだから問題がないはずがないのだ。

冒頭の画像は、自民党が2009年の総選挙で大敗し政権交代が決まった時の自民党本部の麻生太郎総裁のひきつった表情をとらえたものだ。

麻生太郎がおそらく人生で最も謙虚だった瞬間の写真でもある。

あの時多くの自民党議員は、生まれ変わろうと己に誓ったはずなのだが、再び政権を奪還した自民党政治はゾンビ政治のような様相を呈している。

真っ当な政治とは、与野党がともに国民のために生き生きとした国造りを推進してくれることであり、そのための近道は現政権の交代なのだろう。

まずはおごった政治家が謙虚になるきっかけがほしいのである。