遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

祝 阪神日本シリーズ進出!CSで賢くて粘りのある普段通りの野球ができました。

プロ野球セリーグクライマックスシリーズのファイナルステージ第3戦は、阪神が広島に4ー2で勝ち、リーグ優勝チームに与えられるアドバンテージの1勝を含めた対戦成績を4勝0敗とし、9年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。

甲子園での広島戦は、ペナントレース中から負ける気がしなかったので、日本シリーズ進出は大丈夫だろうと思っていましたが、それが現実となり喜んでいます。

少ない好機を何とか得点に結びつける賢くて粘りのある普段通りの野球ができたように思いました。

甲子園のホームゲームでのアドバンテージは、他球団のホームゲームの倍くらいの威力があるように思いますので、ベンチの選手とスタンドの4万人の阪神ファンの協働作業による日本シリーズ進出となりました。

9年前の日本シリーズは、ペナントレースには優勝できませんでしたから、今年の日本シリーズは名実ともにセリーグのチャンピオンチームとして出場しますので、10月から月をまたいで11月まで阪神の野球を楽しむことができて幸せなシーズンとなりました。

 

また、木浪聖也(29)がセCSファイナルステージのMVPに選ばれ、賞金100万円が贈られ、大会冠協賛社である「JERA社」から贈られる100万円と併せて、計200万円を獲得しました。

推定年俸が2100万円の木浪は、このCSのみならずシーズン中から攻守ともに年俸の10倍くらいの活躍をしましたので、今回のCSのMVP獲得は誠に喜ばしいことだと思っています。よくやりました!日本シリーズもその調子でお願いします。

阪神は、投手陣はほぼ万全の態勢を維持していますが、打線が湿り気味で少ないチャンスをテクニックでものにして広島に3連勝した感があります。打線がもう少し活発になってくれば、(たぶん日本シリーズの対戦相手となるだろう)オリックスの強力な投手陣を攻略できると思います。

とりわけ、佐藤と大山の長距離ヒッター&ポイントゲッターの目覚めを待ちたいと思います。両選手は、CSのゲームを通して少しずつ上向いてきましたので、この先楽しみにしています。

最後に、広島カープの戦いぶりにも拍手を贈りたいと思います。

プロ野球評論家たちによる、3月のシーズン開幕前のカープの順位予想は圧倒的に最下位が多かったのですが、終わってみれば2位という素晴らしい成績でした。

阪神に在籍していた荒井監督と藤井ヘッドコーチが率いていたカープでしたので、タイガースの次に応援していたチームでした。

阪神とのCSでは、九里、大瀬良、床田が先発しましたが、来季が展望できる良いピッチングをしていましたので、このCSの経験が良いステップアップになったかもしれません。
来季も阪神とともにAクラス入りが濃厚だと言えましょう。お疲れさまでした。

阪神セリーグを代表して日本シリーズで善戦します!

【2023日本シリーズ日程】
【第1戦】10月28日(土) パ・リーグ出場チーム本拠地球場
【第2戦】10月29日(日) パ・リーグ出場チーム本拠地球場
【第3戦】10月31日(火) 甲子園球場
【第4戦】11月1日(水)  甲子園球場
【第5戦】11月2日(木)  甲子園球場
【第6戦】11月4日(土) パ・リーグ出場チーム本拠地球場
【第7戦】11月5日(日) パ・リーグ出場チーム本拠地球場