遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

シカゴカブスの優勝パレードに500万人

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広島カープの優勝パレードの人出が30万人で、ヒロシマの街頭は真っ赤なファンに埋め尽くされていた。日本シリーズは残念だったけど、広島の皆さんおめでとう。

ところ変わって、108年ぶりにワールドシリーズに勝利したシカゴ・カブスの優勝パレードには、さらに度肝を抜かれた。(上記画像)

パレードを祝福する市民の数は500万人と伝えられている。500万人であろうが300万人であろうが、想像を絶する数字だから本当かどうかは疑わしいが、とにかく人・人・人の青いシカゴの街角だった。こんなに人が押し寄せたのだから、500万人と言ってもだれも疑わないだろう、といった人波だった。

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1945年に、ヤギを連れたファンを球場から追い出した際に、追い出されたそのファンが怒って「カブスは二度と勝てない」と呪ったことが現実となって、以来71年間、カブスワールドシリーズに出場すらできなかったのである。

相手のインディアンスも68年間ワールドシリーズを勝てていないチームだったが、私は108年も遠ざかっているカブスの応援をしていた。

3勝3敗で迎えたシリーズの最終戦は、インディアンスの本拠地クリーブランドでの戦いだった。私はその一部始終をNHKNのBSで見ていたが、カブスは絶対的なクローザー、チャプマンを投入した8回に3点差を追いつかれた。
ああまだヤギの呪いは解けていないと思ったが、しかし、延長でホームランなどによる得点で、カブスはかろうじて最終戦を逃げ切った。私には何の縁もゆかりもない街だけど、シカゴの皆さんおめでとう。

全米では、NBAプロバスケ)のファイナル7戦(毎年6月)と、NFL(プロフットボール)のスーパーボウル(毎年2月)と、MLB(野球メジャーリーグ)のワールドシリーズ(毎年10月)の7戦の3大大会は、短期間の研ぎ澄まされたスリリングな闘いで、4か月ごとに毎年繰り広げられ、私たちファンを楽しませてくれる。

さあ、次は火曜日に迫った4年に1回の大統領選挙だ。青(民主党)が勝つか、赤(共和党)が勝つかの一大決戦だ。