遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

追悼 谷村新司と胸が熱くなる懐かしい7つの名曲

ネットで谷村新司さんの訃報に接しました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

60年代後半、関西のカレッジフォークにザ・ロックキャンディーズという有名なグループがありました。

ギターを覚えたての私はそのロック・キャンディーズの「どこかに幸せが」という歌をよく歌いました。

その歌の作曲をしたのが谷村新司で、彼がロック・キャンディーズのリーダーでした。ちなみに作詞は栗原玲児で、60年代のモーニングショーのサブ司会者にして坂本スキ子の配偶者でした(その後栗原はるみと再婚)。

その後高校生の私は深夜ラジオ族になっていて、加川良谷村新司がDJを務める「MBSチャチャヤング」という深夜放送のファンにもなりました。

金曜の深夜は、谷村新司(チンペイ)とサブのばんばひろふみと山本雄二(ムッシュゆうちゃん)の3人の組み合わせのチャチャヤング(1972年4月~)を毎週楽しんでいました。

この谷村のチャチャヤングに、「さらば青春」というコーナーがあり、そのコーナーのテーマソングがまだビッグになる前の小椋佳の「さらば青春」でした。

谷村新司を通して小椋佳のファンにもなった青春時代でした。

やがて谷村新司は、アリスを結成して初期の低迷期を脱出した後、数々のヒット曲を世に出しました。彼らの活躍は一世を風靡し、誰もがアリスを知るところとなりました。

谷村新司の作る歌や歌唱法は、ハンサムで静謐な感じがして万人受けするところですが、ばんばひろふみと山本雄二の3人でワチャワチャやっていた深夜ラジオの頃の若いチンペイさんが好きだったことも懐かしく思い出され、胸が熱くなります。

アーティストの素晴らしい歌は後世に残って人を幸せに導いてくれますので、ありがたいことであります。 黙 祷

 

ロック・キャンディーズ「どこかに幸せが」作詞:栗原玲児 作曲:谷村新司  1968年9月1日 

「 春は静かに通り過ぎてゆく」 作詞・作曲:谷村新司 1971年7月25日

アリス「走っておいで恋人よ」    作詞・作曲:谷村新司 1972年3月5日

「冬の稲妻」 作詞・作曲:谷村新司 1977年10月5日

「昴」作詞・作曲:谷村新司 1980年4月1日

「遠くで汽笛を聞きながら」 作詞:谷村新司,作曲:堀内孝雄  1976年9月20日

サライ」   作詞:谷村新司,作曲:加山雄三  1992年11月16日