遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

生まれてはじめてハイブリッド車を運転しました

次の車検が来ると17年も乗っていることになるポンコツ・マイカー。

前回の車検を終えた後、次期マイカーとして中古自動車を買おうとネットでのんびり探していたのですが、車検まで残り8か月くらいとなってビッグモーター事件が表ざたになりました。

中古車を買うにしても、メーカーの認定中古車以外に買う気はなかったのですが、ビッグモーター事件をきっかけに人生最後の新車を買おうかなと心変わりしました。

というわけで、かねてから気になっていた車の試乗のために近くのホンダのディーラーに行ってきました。

試乗した車はハイブリッド車で、ガソリンエンジンで充電した車載バッテリーの電気を使って2基のモーターで走る仕組みのハイブリッド車でした。(急な坂道やスピードをあげての合流など、一時的にエンジンで走る場合もあります。)

他社のハイブリッドの仕組みはよく知りませんが、どの社のハイブリッド車でも1リッターあたりの燃費は優に20㎞を超えるところが、ガソリン高騰のおりに有難い内燃システムです。

ハイブリッド車を運転するのは初めてでしたが(たぶん乗ったのも初めて)、エンジンスタートという儀式を経ないで音もなく難なく走り出す車というのは、不思議な感覚でしたが魅力的でもありました。私のポンコツは、ガラパゴス化していることを痛感しました。

エアコンを使っているので、バッテリーの消費が大きく、バッテリー充電のためにやがて走行中にエンジンスタートしましたが、走行性能自体はすぐれたものでした。

試乗コースは私が乗りなれた道路で、長い上り坂(エンジン走行も確かめました)も下り坂もありましたが、魅力的な車だったのでとても欲しくなりました。

ただし、新車の納期は半導体不足が原因で6カ月も先になるというのが事前の情報と変わりはなく、とても残念なディらーからの通告でもありました。

同じ車種を中古車で買うとすぐ手に入るのですが、新車との価格はわずか20万円くらいですので(中古車価格が高騰!)、好きなボディカラーで急発進防止機能などの装備を付けて発注し、6か月待つという選択肢を採用しようかなと思っています。

ところで、せっかくの機会なので、ディーラーの担当者に周辺のガソリン価格の情報を仕入れたところ、一番安いガソリンスタンドを教えてくれました。さっそく妻の軽自動車にガソリンを入れに行ったところ、セルフ給油でないのに現金で1リッター150円台でした。いつもの会員になっているスタンドより10円以上安くて、そちらの方もよい収穫を得たのでした。

それにしても、高性能で安全で低価格の国産電気自動車の発売が待ち望まれるきょうこの頃であります。