「大きな行政機構」から「小さく効果的・効率的な行政機構」へ変革することによって「身を切る改革」を実現したいとする維新の会。
大阪府民の私には、どこにその効果があるのかさっぱり分かりませんが、万博をやめるという身切る改革をやったら、そのことを認めてやってもいいと思います。
ところで、大阪府からの天下りについてツイートをしてくださった方がいました。
◆あおむらさき @aomurasaki_ll
大阪府は、例えば『大阪モノレール社長』は大阪府職員OBでしかできない、「公募するのが不適切なポストであり、府が関与しないのはおかしい」として天下りさせています。
一方、校長は教育経験無し・教員免許さえ無い民間の人を公募しています。そして採用後、問題を起こす人も多い。
おかしくない?
そして、天下りの事例を示してくださった方もいて、その一覧表が冒頭の画像です。
一覧表を見ると、大阪府の職員で部長クラスに上り詰めると、定年退職後においしい天下り先が待っていてくれていることがよく分かります。
なかには、天下りのために作られたと思しき公社もバブルの時代からあったりして、実に嘆かわしい税金の無駄使いです。
街路樹をずたずたに切り倒しているくせに、公園の雑草は伸び放題の大阪維新の府政。にもかかわらず「みどり公社」って何なのでしょう。花の万博の残骸組織なのかもしれませんが、不要な公社です。
「土地開発公社」も不要です。賢明な自治体は(主に衛星都市)、自治体の不良債権化している土地開発公社を清算・解散しようとするところが多い実態ですので、大阪府も全く不要な公社です。「住宅供給公社」も同じです。
その他のわけのわからない三セクや地方公共団体は、税金の無駄というか将来にわたって続く不良債権組織ではないでしょうか。
また「大阪モノレール」(これはなくすわけにはいかないインフラ企業)の社長に大阪府から天下りする理由「公募するのが不適切なポストであり、府が関与しないのはおかしい」というのがよく分かりません。
大阪モノレールで直接採用している職員が少なからずいるのでしょうから、社長は内部昇進させるべきだと思います。
かつて私が勤めていた職場も、組織のトップは天下ってくる人間用のポストだったのですが、トップが入れ替わるたびにまるで仕事のことが判っていない素人トップに泣かされることばかりでしたから、大阪モノレールも内部昇進した方が合理的で健康的だと思います。
そもそも、そういう天下り制度は、自治体の首長に逆らわない部長クラスの役人を育む制度で、バカな首長が選挙で当選してやってきても、将来天下りポストがほしい役人は能無し首長に従わざるをえないことになって、組織は腐っていくことになり住民は放置されることになるわけです。
ということで、ヒラメ(出世や保身のために上ばかり見て仕事をする)の役人を増産していく負の連鎖の基である無用な天下り先はなくしていくべきだろうと思います。これは大阪府だけでなく、森友問題で公文書を改ざんした一連のヒラメ官僚がその一例で、日本国も同じことだと思います。