遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

市川猿之助は少数者のために生まれ変われるか?!

ニュースが伝える市川猿之助のことば「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」。

自らのパワハラとセクハラの記事をスクープされ、その週刊誌の発売日に両親が亡くなった市川猿之助

週刊誌の記事の内容を知って、梨園の一家は自死することを選んだのでしょうか、その真相は分かりませんが、「死んで生まれ変わる」とはあまりにも悲しい言葉です。

私は特に歌舞伎ファンでも猿之助のファンでもありませんが、日本の伝統芸能が広く親しまれることはとても平和なことだと常に思っています。

ただし、もし週刊誌で報じられた猿之助パワハラやセクハラが真実だとしたら、本人が謝罪や弁明をする必要があると思います。そして、イメージの回復はできないかもしれませんが、一途に芸を極めることや社会貢献をして生まれ変わってほしいと思います。

まずは、罪を償って、謝罪記者会見をして芸能活動をしばらく休んででも、(もし彼がゲイなのだとしたら)LGBTQをめぐる社会貢献活動・言論活動でイメージ回復をしてほしい。できたら、セクハラで大きな社会問題を起こした従兄の香川照之と一緒に、さすがは澤瀉屋だと言われるような社会貢献活動を行ってほしいと思います。

ここからは、単にわが家での内輪話です。
猿之助ってゲイだったんかな」
「知らないけど」
「でも、酒の勢いで若い劇団員にパワハラやセクハラはあかんやろ」
「たしかに。従兄の香川照之が同じようなことしてたし、ジャニー喜多川の件はまだ騒動の最中だし」
「日本は、ゲイだとかそういうことが恥だとか隠したいという国だけど、猿之助がカミングアウトできてたらパートナーが現れ、もっと違った人生だったろうになあ」
「たしかに」

さらに、少し話は逸れて...

いま国民民主党や維新が唱える「シスジェンダー」という概念は、言葉遊びをする差別主義者の概念に他なりません。

こういう差別主義者は糾弾されるべきですが、「少数者」だからと言って犯罪は決して許されませんし犯した罪について同情の余地はありません。しかし、一般の人もLGBTQの悩みを抱える人たちもストレスなく暮らせるために、まずはカミングアウトしている人たちへの法的整備が急がれると思いますが、いかがでしょう。

ということで、最後に「シスジェンダー概念を糾弾する」ツイートをご紹介します。

石川大我 Taiga Ishikawa🌈全国比例@ishikawataiga
維新、国民はとんでもない法案をつくろうとしている。「シスジェンダー」への配慮規定という。権利義務も課さない法律で、マジョリティには配慮せよと法的義務を課す。
これではLGBT差別法案です。
https://jiji.com/sp/article?k=2023051900853&g=pol

松岡宗嗣@ssimtok
これは「トランスを差別するための条項」では。もてあそんでるとしか思えない。例えば「人種や民族はすでに多様だという理解を広げましょう」と言ったら「◯◯人を理解すると不安だから日本人に配慮しましょう」というのと同じ論理では。与党修正案より酷い動きと思う。

盛田隆二 🇺🇦™🌐@product1954
10代LGBTQの孤立 7人に1人が自殺未遂
学校では異性愛とシスジェンダー前提の教科書を使い、社会では彼らの存在を想定した法律がほぼない。当事者は自分が“普通”でないと感じ、将来が想像しにくくなる。調査では性的少数者は約10人に1人。子供でも大人でも身の回りに必ずいる

GAKU TANIGUCHI - trailights record@trailights
維新・国民はLGBT理解増進法に「シスジェンダー配慮」を盛り込んだ独自案を協議とのこと。差別解消・禁止法に多数者(加害側)に配慮の一文を入れますか? ここまで愚かとはね。自民党の反動勢力と差別団体の求めをこの連中は叶えようとしている。
#理解増進ではなく差別禁止を