上の写真は、ロシア軍の攻撃でウクライナのカホフカ水力発電所のダムが破壊され、流れ出したダム湖の水で水没した地域のようすです。
洪水の被害に遭ったのはヘルソン州で、東京23区とほぼ同じ広さの地域が浸水し、救助活動の遅れなどから、これまでに14人の死亡が確認されました。
この水害によりダム湖の水位は下がり、70万人の飲料水が不足しているとされているほか、広大な農地が水没した影響で穀物輸出が減少し、世界的な価格上昇につながると見られています。
ロシアのこの非人道的な攻撃は強く非難されて当然で、多国籍軍を編成し派遣してもいいレベルだと思います。プーチンに天誅が下されることを祈ります。
そんななか、岸田首相はウクライナのゼレンスキー大統領と約30分間電話協議し、流域住民に対して国際機関を通じて500万ドル(約7億円)規模の緊急人道支援を早急に実施する意向を示したそうです。
この500万ドルのウクライナ支援について、このこと自体に私は全く異論はないのですが、日本国内に目を向けたら「早急に実施」しなければならないことがあるにもかかわらず、なぜ岸田首相はそこに目を向けないのか、その無能さに怒りをおぼえ脱力してしまいます。
30分の電話協議で岸田はゼレンスキーと何を話したのか知りませんが、通訳を介在すれば正味10分程度の会話でしょうから
「岸田総理、またちょっと用立てをお願いしたいのですが」
「よっしゃ任せとき、500万ドルくらいでどう?」
てな軽い会話で決まったのでしょうかね。
1日7億円の国内支援を365日続けてくれれば、なにかと助かる人が多くいるはずですので、ぜひ実行していただきとう存じます。