遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

夢遊病者のような日本がインドに約10兆円の援助を行うようなのですが...

経済協力という名の利権構造?

インドを訪問中の岸田文雄は、ニューデリーで講演し、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想の実現のために政府開発援助(ODA)の拡充を表明しました。その一環として、官民で2030年までに750億ドル(約9兆8千億円)以上の資金をインド太平洋地域へ投入すると打ち出しました

ニューデリー共同】岸田文雄首相は20日(日本時間同)、インド・ニューデリーで講演し、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想の実現へ向けた新計画を発表した。ロシアと中国の動向を念頭に国際秩序維持の重要性を訴え、海と空の安全確保への支援強化とともに、政府開発援助(ODA)の拡充を表明。官民で2030年までに、750億ドル(約9兆8千億円)以上の資金をインド太平洋地域へ投入すると打ち出した。

要するに、日本がインドに8年で約10兆円の援助を行うことのようです。

近い将来インドのGNPは日本を抜き、アメリカ、中国、ドイツ、インドがGNPで世界の上位を占めることになります。日本は、今後最もドル箱になると思えるインドに焦点を当てて、10兆円の投資で新たな経済圏を作ろうとしているのかもしれません。しかし、この10兆円の投資は実に危険でリスクシナリオが想定されていないように思います。

私のイメージでは、ODAの海外援助は企業が何らかの製品やサービスで潤い、世話役の政治家や企業がキックバックをもらうという、税金にたかるハエが多すぎるというイメージです。麗しき海外援助の裏側には、言い値で製品を高く売る企業や、リベートやキックバックで私腹を肥やす輩が跋扈しているのではないでしょうか。

これは「経済協力」という名の利権構造なのではないでしょうか。まあ、今に始まったことではありませんが。

かつて、日本の援助で送られた医療機械がどこかの国で埃をかぶっていることを知って、ああこういうことなのかなと感じたのですが、ODAがどれだけ貢献しているのかはっきりしてもらいたいところです。

ODA キックバック」「ODA リベート」で検索しても、いろいろ出てくると思います。

岸田の打ち出した10兆円が、だれかやだれかの「ODA御殿」に化けるという筋書きはないのかあるのか、だれか捜索してほしいものです。五輪利権が明らかになりつつあると同時に、ODA利権があるのかないのか、納税者としてはとっても気になるところです。

それとも、また外務省あたりから重要機密文書でも出て来やしないかなと期待もしますが、外務省ではだめですかね。

そもそも、8年間で10兆円の資金があれば、少子高齢化にどれほど貢献できるでしょうか。安倍といい岸田といい、国内は貧困層が増大していき日本全体が沈没しそうなのに、自分の金でもないのに海外で金をばらまいて、まったく異次元の無知無恥無能のリーダーとしか評価のしようがありません。

最近富に夢遊病者のような振る舞いの多い岸田を、早く覚醒させなければなりませぬ。