遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

岸田のひとことで長男は楽になりマイナ保険証はストップできる⁉

岸田翔太郎首相秘書官が更迭されましたが、そもそも親が首相で長男が首相秘書官などという公私混同がいけなかったのでしょうね。元秘書官が再任されるそうですから、そういうことだったのでしょう。

ところで、何代にもわたる世襲がいかにひどいものかということがこのたび立証された形になりましたが、自民党における世襲議員でない議員は次の選挙の公認争いのために、党の領袖や派閥のボスの目を意識して必死に目立った行動・行為を実行します。その行為がわれわれ人民には臭くてたまらないわけであります。

つまり自民党は、世襲議員は腐っているし非世襲議員も臭くてたまらないわけで、とても食えたものじゃないということになっています。

その世襲議員のひとりである河野太郎は、マイナカードの度重なる不祥事について国会で追及されると、ぶざまにも最終的には相変わらずの「管轄外」と言ってのけてしまう頓珍漢です。

「管轄外」と政府の上から下までが人民に向かって吠えるから「たらいまわし」が発生しているわけで、マイナカードやマイナ保険証システムにかかわっている部署をまとめて統括する所(責任の所在)がいまだにはっきりしないわけです。

去年2022年の夏にシステム的な不備が発生していたにもかかわらず、現場でなんとか解決しようとしていた結果、上司や大臣が知ったのが今年の5月だと国会で言い訳していたのですが、それが本当だとしたらデジタルな社会を構築しようとする政府と真反対の仕事のやり方です。

誤ったデータが独り歩きし出すと留まるところを知らないばかりか、雪だるま式に他のデータも巻き込んで大きくなってしまいます。

とりわけ、人の命に係わる保険証のデータがでたらめだと言うのは救いようのないシステムではないでしょうか。

マイナカードは社会に有用なものに違いないと思いますが、それが安心・安全・安定していなければ有用ではないどころか社会を破壊してしまう弊害システムになってしまいます。

マイナ保険証を医療機関で提示した際、資格有効でも「無効」とされたケースが1429件もあったそうです。「無効」を理由に「いったん10割負担」を請求したケースが200件を超えたそうです。「マイナ保険証に他人の情報がひもづけられていた」との事例も37件あったようです。

さいわい今のところその程度で済んでいますが、薬の処方や医療カルテが間違って取り扱われることを阻止しなければならないでしょう。

政府に居て管轄外も何もありません、私たちにとってお上は一つですから、河野太郎大臣が責任ある立場かどうかは別にしてしっかり働くべきでしょうし、そのつもりがないなら岸田の長男以下のでくのぼうだというしかないのでしょう。

ということで、岸田首相は閣僚会議で河野太郎以下の関係大臣にマイナカードの混乱を何とか終息するようにきちんと命令すべきで、紙の保険証なくすのはその後でよろしいのではないかと思うのですがいかがでしょうか。

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