遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

岸田首相ファミリーの公邸での おふざけ写真の社会性

岸田幸雄の長男の首相公邸での忘年会の写真が文春に掲載され、ひんしゅくを買っています。

この長男とは岸田翔太郎首相秘書官(32)のことで、首相は「厳重に注意する」としていて、秘書官を辞めさせることまでは考えていないそうです。

安倍晋三菅義偉は首相公邸に住まなかったのですが、安倍の場合は渋谷の自宅周辺の警備や首相官邸までの行き来の警備が大変だったようで、私たちの税金が浪費されて警護の警官やSPたちの労苦がおびただしかったようです。

ところが岸田は官邸の隣の公邸に住んでいるようなのですが、公邸で暮らせば暮らしたでこんな写真が流出しました。

単なる首相のバカ息子がやらかしたのならまだしも、首相秘書官は公人ですし、少し前には公用車でパリやロンドンを観光していたことが発覚していましたから、秘書官としての仕事は「ひんしゅくを買う」ことだったのかもしれません。

ところで公邸忘年会写真に写っている多くの若い男女は親族だったそうですが、(それが本当かどうか疑わしいところです)、もし親族だったとすると、さすがに上級国民ともなると若い男女がワンサカいて、大ファミリーが維持・継続できるようでなんともうらやましい限りです。

上級国民・富裕層にとっては、少子化などはどこ吹く風で、異次元の少子化対策などどうでもいい次元なのかもしれません。自分たちのファミリーは安心・安全・安定の三拍子がそろっているので、未来永劫幸せなんだといったところなのでしょう。

しかし、私たち平民には、今後すぐに税金や保険料や電気料金値上げなど重くて多岐にわたる生活苦が待ち構えています。

政治家・官僚という名の上級国民が、その権限と能力でちょっと予算の配分を考えれば、平民の暮らしの問題が改善・解決できることなのに、自分たちの暮らし以外には考えが及ばないようです。

そういった意味で、この能天気な首相長男と公邸での写真の数々に、二重に腹立たしい思いをしています。