遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

山下良美主審がW杯初の女性審判に選出!

FIFAワールドカップ2022が開幕しました。

特に楽しみにしていたわけではないし、サッカーは男女の日本代表選でさえあまり興味がわかなくなっていますが、ワールドカップとなると普段見ないラグビーでもサッカーでも素通りできないような気がしています。

開幕初戦は、開催国のカタール代表が敗れたそうで、11月とはいえ30℃近い気温の中での大会はどう盛り上がっていくのでしょうか、それも楽しみです。
各国代表の実力や下馬評などについてよく知りませんが、日本代表には決勝ラウンドまで進出してもらいたいですね。

ところで、今大会で史上初めて女性審判員6人(主審3人、副審3人)が参加することになったそうで、日本から山下良美主審(凛々しい上の画像)が選出されたました。

山下主審は、大学・社会人までサッカー選手だった36歳の女性で、2021年に史上初めてJリーグJ3)で女性審判としてデビューを果たし、2か月前の2022年9月に、J1戦ではじめて主審をつとめました。

昨年のJ3で主審をつとめたのが8ゲームでしたが、2015年から女子のワールドカップでの主審を務めているので、国内よりむしろ国際的な審判員としてのキャリアが買われての今回の選出なのでしょう。

彼女のJリーグのキャリアでは、まだレッドカードは出していないようですが、サッカーのW杯だけは全く別次元の他に類を見ない世界最高峰の国際舞台ですから、プレッシャーは想像を絶するものだと思います。

今回からオフサイドの判定は、新たに導入された人工知能(AI)のオフサイド判定補助システムが採用されたそうで、開幕試合にも早々にそのシステムが発動したそうです。

こういうシステムは、主審や副審にとっては有難いことで、他のことに集中しやすいことで山下主審の活躍の場が広がることになりそうです。

今回のW杯では日本から男性の審判は選出されていないので、日本からは紅一点の代表者となりました。アッパレ!

彼女が実際に笛を吹くのかどうかは、まだわかりませんが、どちらにしろ素晴らしいキャリアを重ねたわけですから、体力維持のための鍛錬は大変でしょうが今後の彼女の活躍が楽しみです。

彼女が笛を吹く試合は、予め告知があれば、Jリーグでもその試合を見てみたいと思っています。

jisin.jp