遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

政府と日本の課題→兵庫劇場、同性婚、103万、1人あたりGDP、夫婦別姓、統一教会、マイナ保険証etc

臨時国会は本来なら20日に終了していたはずですが、政治改革法案などの成立を確実にするために3日間会期を延長しました。きょうがその最終日です。

とは言え、今国会はあまり注目してこなかった私で、バカな悪党たちが滅びていく過程を生々しく観察できる兵庫県知事選の面白劇場に気を取られ過ぎました。

会期延長は6年ぶりだとのことで、永田町の先生方もお忙しい暮れになりました。

石破内閣にとって代わってから、政府自民党は少し前よりはまともになったような気がしています。安倍・麻生・菅・岸田と続いてきた無知無恥無能政権から腐った部分を少しずつ切り取って、血清が注入されている段階かなという印象を受けました。

 

まずは、参議院での辻元清美の代表質問で、村上総務大臣が答弁した兵庫県知事選の公選法違反にかかる政府の考え方を示した答弁でした。兵庫県知事選のケースが問題だとは言わずとも、一般論としての答弁で、2馬力選挙」やSNSを利用したデマをまき散らす選挙戦略などは公選法違反だと示唆された答弁でした。

https://x.com/asahi/status/1863830033254830503
公選法違反の恐れ」村上総務相 2馬力選挙、SNS虚偽情報に懸念 https://asahi.com/articles/ASSD320KWSD3PTIL007M.html?ref=tw_asahi
村上誠一郎総務相は3日、SNSでの虚偽情報の投稿や他候補の当選を目的とした選挙運動が公職選挙法違反になり得るとの認識を示した。

 

同性婚について、石破首相や鈴木法務大臣の法整備の必要性について、前向きの答弁もかつてないものでした。

 

自民党小野寺政調会長は、が103万円の壁を巡り、「なぜ学生が103万円まで働かなきゃいけないのか」と発言。国民民主の玉木は感覚がずれていると批判しました。
https://www.youtube.com/watch?v=akYWP3Dbxpo&list=WL

この発言に関して、共産党の山添拓がXで賛同し、学費値上げもやめろとしています。
山添 拓@pioneertaku84
「なぜ学生が103万円まで働かなければいけないのか」「学業に専念できるような支援を国会で議論すべきだ」と自民・小野寺政調会長
課税最低限の引上げは必要と考えるが、引用部分の限りでは同じ意見。ここまで言うなら、目下広がる学費値上げを食い止める対策をとるべきだ。

玉木みたいなクズが何を言おうが、小野寺や山添の方がお国のことを真剣に考えてくれています。

加えて小野寺は、「日本の経営者は社員を大切にする風土がずっとあったと思っていた。が今は残念ながら儲けが働いている人にいっていない」と企業の経営姿勢に異議を唱えています。

【企業別に見た労働分配率(2001年・2023年比較)】
・営業利益
17.1兆円→43.5兆円
・経常利益
15.3兆円→64兆円
・人件費
52兆円→53.7兆円(⚠️22年間でほとんど増えてない!)
・配当
3.1兆円→25.7兆円
小野寺政調会長
「日本の経営者は社員を大切にする風土がずっとあったと思っていた。が今は残念ながら儲けが働いている人にいっていない

これらのことは、昨日ニュースになっていた、「2023年の国民1人あたりの名目国内総生産GDPは米ドル換算で前年比0.8%減の3万3849ドルとなり、経済協力開発機構OECD)加盟38カ国中22位だったと発表した。順位は前年と同じだが、比較できる1980年以降で最も低く、21位の韓国(3万5563ドル)を下回った。」ことでも立証されています。
https://digital.asahi.com/articles/ASSDR2RK2SDRULFA008M.html

 

そして、日銀はこの会期中に「アベノミクス」は失敗だったことを認めました。

その他、選択的夫婦別姓の動きでは党派を超えた国会議員の連携が模索されているようですし、統一教会の解散に向けては年明けに何か具体的な動きがあるようですし、さらにマイナ保険証の保険証機能を解除する人が1万3千人越えとなってきており、紙の保険証(資格確認書)で不便がない(むしろ安全で便利)ということを拡散してくれる国会議員まで現れてきました。

 

ということで、気のせいかもしれませんが政権政府が3ミリほどまともになったかなと感慨深いクリスマスイブであります。自民党におかれましては、今後裏金議員をどんどん切除していくことをおすすめします。