上のシルエットは、ゴルファーの渋野日向子。先週のロッテ選手権(ハワイ)でのショットです。ローアングルとレンズの特性もあるのですが、腕も足も長てゴルファーに適した体型だと思います。
彼女は先週のロッテ選手権で単独2位になって、来季の全米ツアーに出場できるシード権(CMEグローブポイントランキング上位80位以内)争いで一挙に15位とし、シードをほぼ確実にしました。
キム・ヒョージュ(韓国)と1打差で迎えた最終ホールで渋野はパーに終わり、バーディでフィニッシュしたキム・ヒョージュに2打差をつけられ涙を飲みました。
しかし、最終18番でのキム・ヒョージュのアプローチショットに渋野は拍手を贈り、その動画がネットで話題になっていました。
あのフェアでフレンドリーな渋野の態度は米国でも好評だったようです。
拍手をした心境を訊かれて「あれ(18番のスーパープレイ)はね、もうバンザイでしょ。あの状況で、私には打てない」「やっぱり強いなあって」と渋野はインタビューで答えていましたが、米ツアーの韓国の選手たちの強さと技術面の高さを目の当たりにしたようです。
「ヒョージュさんも最後の方はプレッシャーがかかってショットがアレだった(荒れていた)ので。その時に追いついていけるような強さにならんといけんなと思う」と、岡山弁を交えて本音で語っていました。
全英女子オープンなど勝利しまくったデビュー年の2019年が明けて、2020年から専属コーチを変え、マネージャーやトレーナーなどと渋野チームを編成して以降、少し低迷が続いていましたが、米国ツアーに初参加をした今年になってようやく「シブコチーム」に追い風が吹いてきたようです。
どのプロでもまずは来季のシードを確定するのが所期の目的ですので、それを達成できる可能性がほぼ確実となった渋野は、今後は余裕をもってトーナメントに参戦できます。「新人王」ランキングでも2位に位置しているようで、心身ともに充実してきて今後の活躍(優勝)を期待したいと思います。
それと、彼女の笑顔で多くのファンを魅了してくれることも、合わせて期待したいものです。大谷翔平とともに、好感度満載の「外交特使」となってもらいたいものです。