きょうは長崎原爆の日。
さきほどから、「長崎平和祈念式典」が執り行われていて、田上長崎市長が、「長崎が最後の『被爆地』として歴史に名を刻み続けられるのかは私たちの手にかかっています。」と、世界に向けて核廃絶の実現を訴えました。
当然のことではありますが、歴代の長崎市長も広島市長も、常に原爆の日の式典で世界に向けて素晴らしいメッセージを発信し続けていて、長崎と広島の心を持った市長であります。
いまの大阪市や名古屋市や東京都の首長では、市民が彼らを長崎や広島の市長として選ぶとは到底思えません。
さきにニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が広島の原爆の日に寄せたツイッターによるビデオメッセージが、核兵器廃止につながるもっとも説得力のある訴えだと思いました。
広島や長崎で起きた惨劇に触れながら、「たった一つの爆弾が破滅を意味します」と強調。核戦争への備えや対応は不可能だと訴え、「食い止めるしかない」と核兵器禁止条約への批准を求めました。
「核兵器禁止条約の批准が、唯一広島と長崎への原爆投下や、太平洋などでの核実験によって苦しめられた人たちに対する報い、レガシーとなる」と訴えました。
本来こういうメッセージは、日本の総理大臣が強く世界に発信しなければならないことです。
核兵器が地球上からなくなる日まで、アーダーン首相のメッセージ「核兵器ゼロが広島と長崎の犠牲者への償いになる唯一のこと」を、日本の首相がそのまま何回繰り返しても、「また完コピあいさつですか?」と誰も避難しません。
そんな私の長崎原爆の日2021でありました 黙祷