上は長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で「平和への誓い」を述べる
被爆者代表の山脇佳朗さん。
山脇さんは、6日の広島の式典のコピペであいさつをした安倍首相に向かって次のように訴えた。
《私は、この場を借りて、安倍総理にお願いしたい。被爆者が生きている間に、世界で唯一の被爆国として、あらゆる核保有国に核兵器を無くそうと働きかけてください。
この問題だけはアメリカに追従することなく、核兵器に関する全ての分野で、核兵器廃絶の毅然とした態度を示してください。もちろん、私も死ぬまで、核兵器廃絶を訴え続けます。
それが、74年前、広島長崎の原爆で失われた20数万の人の命。後遺症に苦しみながら生き残っている被爆者に報いる道だと思います。
私は、第二次世界大戦によって、310万人もの命を犠牲にした日本が、戦後に確立した平和憲法を守り続け、戦争や核兵器のない国を目指す主導的な役割を担ってほしいと念願し、平和の誓いとします。》
また、式辞を述べた長崎市の田上市長は次のように訴えた。
《日本政府に訴えます。日本は今、核兵器禁止条約に背を向けています。唯一の戦争被爆国の責任として、一刻も早く、核兵器禁止条約に署名・批准してください》
山脇さんや田上市長の訴えは、長崎からの思いだけではなく、地球上のすべての普通の人の普通の思いなのだということを政権は365日意識するべきだろう。